キャリア

2024.01.20 09:00

新年の抱負、どうすれば毎日の習慣にできる? 5つの方法

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4. 手間を省く

簡単に続けられる習慣を作って、一日の中に組み込んでしまおう。考慮すべき点は以下の通り。
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始動時間:自宅で手軽にできる運動や、準備・始動に時間をかけずに済むことを選ぶ。準備が必要な場合は手順を標準化して、かかる時間を短縮しよう。

頻度:頻度が高いほど、より早く習慣が身につく。必要に応じてメニューを小分けにして、こまめに運動しよう。

概日リズム:一日の中で、やりたい活動を取り入れるのに最適な時間帯を見つける。朝食前に体を動かすのが好きな人もいれば、夕食後がいいという人もいる。いろいろ試して、自分に向いた時間帯を探そう。朝早く起きられないなら昼食前にやってみる。筆者には午前11時ごろに運動し、夕方に読書するのが向いていた。
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種類:運動ならテニスや水泳、スケート、自転車など、選択肢が多いほうが筆者は好きだ。どれもできない時は、腹筋を中心とした自宅でできるトレーニングを日課にしている。選択肢が多ければ、飽きが来たり、やめる言い訳を探したりするのを防げる。

:スマートフォンやゲームなどの画面を見ている時間(スクリーンタイム)や食べ過ぎなど、何かを減らしたい場合は、必ずしも徹底排除を試みなくてもよい。代わりに、分量に注意しよう。たとえば食事なら、1回の量を減らしたり食材を一部変更したりしてみよう。

リードタイム:新しい習慣を日課に加える前に、総合的なリードタイムを検討する。リードタイムとは、プロセスの開始から終了までにかかる所要時間のことだ。たとえば30分のランニングをするには、着替えや水を飲む時間、シャワーを浴びる時間も必要になる。すべてを時間割に入れて、より現実的な計画を立てよう。

5. 一貫性を保つ

習慣を形づくるには、一貫性が肝心。時間割を活用してカレンダーに予定を入れ、一日にやるべきことに組み込む。ここで何より重要なのは、急用で予定をこなせない日があっても、くじけないことだ。アファメーション(肯定的な自己暗示)やリマインダー機能を活用したり、励まし支えてくれる「アカウンタビリティー・パートナー」を見つけたりしよう。翌日からまた続けるか、もっと簡単にできる習慣にするといい。

新年の抱負を毎日の習慣にするというのは、やる気、忍耐、意図性を求められる長い道のりだ。目標を念頭に置いて一歩を踏み出し、抱負を生涯の習慣に変えて、これからの1年のキャリアを新たな高みへと押し上げよう。

forbes.com 原文

翻訳・編集=荻原藤緒

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