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2015.07.19 09:00

世界で「最も稼ぐサッカー選手」20名 年俸&広告契約料の詳細データ

Photo by Elisa Estrada/Real Madrid via Getty Images

Photo by Elisa Estrada/Real Madrid via Getty Images

フォーブスは世界で最も収入の多いサッカー選手のランキングを発表した。

今回のリスト作成にあたっては2014年の各チームの記録を綿密に調べ、選手の代理人や所属するタレントエージェントからの収入も考慮に入れた。さらにCMなどのスポンサー契約料に関しても、ヨーロッパや全米の専門家に対する取材から明らかにした。下記に上位20名の詳細データをお伝えする。

1位 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリッド/ポルトガル代表FW)
年収:7,900万ドル(約98億円)
年棒 :5,220万ドル
広告契約料:2,680万ドル
主要スポンサー:ナイキ, タグ・ホイヤ―, ハーバライフ, CR7 Underwear, Clear For Men

FIFAが毎年発表する『FIFA最優秀選手賞』(FIFAバロンドール)を過去3回受賞し、現在もその王座に君臨するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、レアル・マドリッドで過去4年間、毎年60ゴール以上を記録した。5,000万ドルを超える年棒がその評価の高さを物語っている。
ロナウドはFacebookで1億200万人、Twitterでは3,500万人のフォロワーを抱える、世界で最も有名なサッカー選手だ。ロナウドの代理人ホルヘ・メンデス氏は、1月に行われたフランスのサッカー専門番組『Telefoot』の取材で、「ロナウドが33歳になる2018年に、レアル・マドリッドとの契約が終了すれば、このスーパースター選手がアメリカへ渡ってプレーする可能性もある」と答えた。


2位 リオネル・メッシ(バルセロナ/アルゼンチン代表FW)
年収:7,050万ドル
年棒:4,850万ドル
広告契約料:2,200万ドル
主要スポンサー: アディダス, ペプシ, トルコ航空, ジレット, EAスポーツ(コンピューターゲームブランド), オーデマ・ピゲ

バルセロナは2014年、メッシと7回目の契約更新を行った。今回の契約で注目されるのは2018年の契約終了まで毎年900万ドルずつ年棒が上乗せされるという破格の条件だ。メッシとスポンサー契約を結ぶ韓国のサムスンは、映画『アべンジャーズ』の広告に、彼をスーパーヒーロー、アイアンマンとして起用したが、それもメッシの超人的な才能を高く評価するが故だ。
また、メッシのメインスポンサーであるアディダス はメッシをブランドのアイコンとするシューズ・アパレルのラインを新たに立ち上げ、当初の期待をはるかに上回る反響を呼んだ。


3位 ズラタン・イブラヒモビッチ(パリ・サンジェルマン/スウェーデン代表FW)
年収:4,180万ドル
年棒:3,580万ドル
広告契約料:600万ドル
主要スポンサー:ボルボ, Vitamin Well(スウェーデンのスポーツ飲料メーカー)

昨年10月に、スウェーデン代表フォワード、イブラヒモビッチの代理人ミーノ・ライオラ氏は、仏メディアの取材に対し「彼は今年33歳だが、あと8年はプレーするだろう」と伝えた。一方で、イブラヒモビッチ本人は 『ESPN FC』の取材に対し「2016年に契約が終了した後は、トップレベルの選手としての活躍は望んでいない」と答えた。
4月に彼がアメリカ滞在のための長期ビザを取得したとの情報から、MSL(米メジャーリーグサッカー)移籍の噂がにわかに真実味をもって広がり始めた。

4位 ガレス・ベイル( レアル・マドリッド/ウェールズ代表)
年収:3,490万ドル
年棒:2,540万ドル
広告契約料:950万ドル
主なスポンサー:アディダス, EAスポーツ,Sony Xperia Z3, BT Sport

2013年に1億1,800万ドルというべらぼうな移籍金でトッテナムからレアルに引き抜かれたウェールズ代表のベイルが、またしてもイングランド・リーグに戻ってくると騒がれている。彼は昨年、推定3,500万ドルともいわれるチームとの6年契約にサインしたばかりだが「自分がどこでプレーしようと、スポンサーのアディダスにとって特別な存在であることは変わらない」と話している。

5位 ネイマール(バルセロナ/ブラジル代表FW)
年収:3,170万ドル
年棒):1,470万
広告契約料:1,700万ドル
主要スポンサー:ナイキ, ユニリーバ, パナソニック, コナミ, レッドブル, フォルクスワーゲン, Police(サングラス)

ネイマールは、所属チームのバルセロナが支払う年棒よりも多額の収入をスポンサー契約から得た。その金額たるや、あのデビッド・ベッカムの広告契約料に匹敵するものだ。特筆すべきは、ネイマールが23歳という若さで、それをやってのけたことだ。彼の母国ブラジルで開催されたワールドカップが終わった後すぐ、スポンサー契約に関するトラブルが取沙汰されたが、契約している米ナイキとヘッドフォンブランド「Beats By Dre」のCMは 、ワールドカップ期間中最も記憶に残るCMになったとの評価を得た。サッカー選手としては、向う5年間で7,500万ドルの報酬を得る契約にサインしている。

6位 ラダメル・ファルカオ( マンチェスター・ユナイテッド/コロンビア代表FW)
年収:3,100万ドル
年棒:2,700万ドル
広告契約料:400万ドル
主要スポンサー:プーマ, サムスン, ジレット, パニーニ, ゲータレード

年棒の2倍を条件に、2013年にASモナコとの契約に合意したファルカオは、昨年夏モナコから買い取りオプション付きレンタル移籍でマンチェスター・ユナイテッドに加入した。スポンサー企業のプーマとは5年契約を結び、最近もマンチェスター・シティのセルジオ・アグエロ(当ランキング9位)と広告で共演している。


7位 ウェイン・ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド代表FW)
年収:2,580万ドル
年棒:1,900万ドル
広告契約料:680万ドル
主要スポンサー:ナイキ, ハーパー・コリンズ, サムスン

ルーニーは、2014年にマンチェスター・ユナイテッドとの契約を延長し、2019年に期間が満了するまでの5年間で1億500万ドルという英サッカー史上最大となる破格の契約にサインした。この契約では、マンチェスター・ユナイテッドが代理人となり広告契約交渉を行うことが許可されている。また、英大手出版社ハーパー・コリンズとの間で結ばれた12年間、900万ドルの出版契約の期間満了が近づいている。

8位 ハメス・ロドリゲス(レアル・マドリッド/コロンビア代表)
年収:2,540万ドル
年棒:2,140万ドル
広告契約料:400万ドル
主要スポンサー:アディダス, ゲータレード, ペプシ,Huawei,ヒューゴ・ボス

コロンビア代表として出場した2014年ワールドカップの準々決勝では、残念ながら敗退したが、弱冠23歳のロドリゲスは、トーナメント出場選手最高の6ゴールをあげ、最多得点賞を獲得した。その後、レアル・マドリッドに1億ドルで移籍。クリスティアーノ・ロナウドと比較されるまでに急成長した。彼はコロンビアの大企業グループ、エキシトと契約。同社が展開する下着ブランド「ブロンシーニ・ブラック」の広告では下着姿を披露した。もうひとつの主要スポンサー、アディダスとも契約の長期延長にサインしている。

9位 セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ/アルゼンチン代表)
年収:2,530万ドル
年棒:1,810万ドル
広告契約料:720万ドル
主要スポンサー:プーマ, ペプシ, ジレット

「Kun(クン)」の愛称で親しまれるアグエロは、昨年夏、新たに5年の期間延長契約を結んだことで、彼が31歳になる2019年6月まではマンチェスター・シティでプレーすることになる。長年契約を結んでいるサッカーシューズのスポンサー、プーマの顔であり、サッカー界の伝説のスーパースター、ディエゴ・マラドーナの元娘婿でもあるアグエロは、2014年に自伝『Born To Rise』 を出版している。


10位 ルイス・スアレス(バルセロナ/ウルグアイ代表FW)
年収:1,990万ドル
年棒:1,540万ドル
広告契約料:450万ドル
主要スポンサー:アディダス

ウルグアイ代表として出場した昨年6月のワールドカップで、スアレスは対戦相手のイタリアチームの選手に噛みつき、即刻レッドカードをきられて退場。相手チームの選手に噛みついたのはこれが3度目で、トーナメント出場停止、4カ月の試合出場停止となった。彼の主要スポンサーのアディダスはお手上げ状態だ。しかし、その後バルセロナが1,700万ドルの契約で彼を買い取った。


11位 ヤヤ・トゥ―レ(マンチェスター・シティ/コートジボワール代表MF)
年収:1,970万ドル
年棒:1,700万ドル
広告契約料:270万ドル
主要スポンサー:プーマ

12位 メスト・エジル(アーセナル/ドイツ代表MF)
年収:1,910万ドル
年棒:1,280万ドル
広告契約料:630万ドル
主要スポンサー:アディダス, ゲータレード

13位 エデン・アザール(チェルシー/ベルギー代表MF)
年収:1,890万ドル
年棒:1,540万ドル
広告契約料:350万ドル
主要スポンサー:ナイキ, EAスポーツ

14位 ロビン・ファン・ペルシ(マンチェスター・ユナイテッド/オランダ代表FW)
年収:1,870万ドル
年棒:1,570万ドル
広告契約料:300万ドル
主要スポンサー:アディダス, ペプシ

15位 フェルナンド・トーレス(アトレティコ・マドリード/スペイン代表FW)
年収:1,830万ドル
年棒:1,480万ドル
広告契約料:350万ドル
主要スポンサー:アディダス, ペプシ

16位 スティーブン・ジェラード(リバプール/イングランド代表MF)
年収:1,830万ドル
年棒:1,230万ドル
広告契約料:600万ドル
主要スポンサー:アディダス, Lucozade(英飲料メーカー)

17位 フランク・ランパード(マンチェスター・シティ/イングランド代表MF)
年収:1,780万ドル
年棒:1,380万ドル
広告契約料:400万ドル
主要スポンサー:アディダス, ペプシ

18位 チアゴ・シウバ(パリ・サンジェルマン/ブラジル代表DF)
年収:1,780万ドル
年棒:1,580万ドル
広告契約料:200万ドル
主要スポンサー:ナイキ, 日産

19位 フランク・リベリー(バイエルン・ミュンヘン/フランス代表FW)
年収:1,770万ドル
年棒:1,620万ドル
広告契約料:150万ドル
主要スポンサー:ナイキ

20位 ダビド・シルバ(マンチェスター・シティ/スペイン代表MF)
年収:1,730万ドル
年棒:1,580万ドル
広告契約料:150万ドル
主要スポンサー:アディダス

文 = アゴスティーノ・フォンテヴェッキア(Forbes)/編集=上田裕資

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