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2024.01.17

テキサス州裁判所がザッカーバーグを尋問へ、顔データの収集巡り

マーク・ザッカーバーグ(Tom Williams/CQ-Roll Call, Inc via Getty Images)

テキサス州の裁判官は1月16日、フェイスブックの親会社であるメタに対する同州の訴訟の一環として、マーク・ザッカーバーグが、フェイスブックによる過去の顔認識テクノロジーの使用と、生体情報に関する州のプライバシー保護法違反の疑いについて、尋問に応じなければならないとの判決を下した。

第6控訴裁判所のジェフ・ランビン判事は16日、メタが10日に提出した州によるザッカーバーグの口頭尋問の中止を求める要求を却下した。

提出書類によると、テキサス州はザッカーバーグがこの訴訟に関連する「独自の個人的知識」を持っていると主張している。ザッカーバーグの尋問がいつ行われるかは、提出書類に明記されていない。

メタはフォーブスのコメント要請に即座に応じなかった。

テキサス州のケン・パクストン司法長官(共和党)は2022年2月、フェイスブックがテキサス州民の生体認証情報を本人の同意なしに「不法」に取得して他団体に開示し、そのようなデータを「合理的な時間内に」削除しなかったことが州の法律に違反するとして、数十億ドルの罰金支払いを求める訴訟を起こしていた。

2010年に導入されたフェイスブックの顔認識テクノロジーは、他の州でも訴訟に直面している。同社はイリノイ州で起こされた同様の集団訴訟では6億5000万ドル(約960億円)を支払い、和解していた。フェイスブックは、2021年後半に顔認識テクノロジーの利用を中止していた。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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