ソーシャルメディアチャンネル自体は有益なものだが、オンラインプレゼンスに関して言えば、そうしたチャンネルはよく構築されたビジネスウェブサイトを補完するべきものであり、代替できるものではない。
ソーシャルメディアだけに頼ることの限界
ソーシャルメディアは、社会的実在証明とリアルタイムでのオーディエンスとの繋がりに優れている。しかし、それにも限界があり、普通なら企業のウェブサイトが提供すべき自律性の欠如に結びつく。ソーシャルメディアだけに頼っていると、企業は各チャネルの変動に翻弄されることになる。方針やアルゴリズムの変更が、リーチや印象に直接的な影響を与えることもある。予期せぬ停止も、特にキャンペーン期間中はフラストレーションの原因となる。その点、自社のウェブサイトならば、企業は自身のストーリーやブランディングを完全にコントロールすることができる。
ソーシャルメディアチャンネルが、発見可能性という意味では優れているかもしれない。だが、見込み客は、混沌としたソーシャルメディア・チャンネルの洪水よりも、むしろグーグルを使って調べ始める可能性が高い。このことから、検索エンジンに最適化されたウェブサイトは、長期的に見た場合、目立ちやすさという点で、より戦略的なのだ。ソーシャルメディアのアカウントは、ほぼ誰でも数分で作ることができるが、プロフェッショナルなウェブサイトは、真の正当性をもって潜在顧客に安心感と信頼感を与えることができる。