起業家

2024.01.20 13:30

日本の起業家ランキング 2024〈みずほ〉賞

Forbes JAPANが主催する「日本の起業家ランキング 2024」のパートナー企業であるみずほ銀行が、ランキング評価委員会による審査とは別に、同社の独自審査によって「〈みずほ〉賞」を選出した。


日本の国家戦略の一丁目一番地にスタートアップが据えられ、彼らがつくるよりよい未来への期待が高まっています。今回の〈みずほ〉賞の選考においても、「イノベーティブな事業に挑戦し、日本の経済・社会に大きなインパクトをもたらしているか」という点から2社を選出しました。

IT部門は、急速に進展する産業DXの潮流を踏まえ、産業課題解決への貢献度やビジネスの成長可能性に着目し、審査を行いました。一方、サステナビリティ部門の審査は、SX(サステナビリティトランスフォーメーション)が経営戦略の前提となるなかで、社会課題へのインパクトの大きさ、テクノロジーの優位性、ビジネスモデルの持続可能性に重点を置いています。

IT部門で選出したhacomonoは、デジタル化が遅れるウェルネス産業向けにオールインワン・マネジメントシステムを提供しています。店舗では、会員管理、予約、決済、請求管理、入退館、売り上げ管理など、細かな業務が求められる一方、依然として紙やマニュアル管理が残存し、レガシーな業務プロセスによって需給双方においてペインが根強く残る業界です。人手不足も相まって、いかに効率的なオペレーションを実現するかが求められています。

そのなかで同社は、フィットネスクラブを皮切りに、運動スクールや公共運動施設など複数業界にわたり、大手から中小企業まで4700店舗以上の手続きをDXし、顧客体験向上を実現してきました。また、フィンテック領域のソリューション提供を強化し、ウェルネス施設へのキャッシュレス拡大などを見据えています。

さらに、これら急速な成長を支えるのは、蓮田健一代表取締役CEOのリーダーシップと強いマネジメントチームです。ビジョン実現への浪漫と熱い想いを胸に、高速にアップデートを続ける独自のカルチャーが、成長への好循環を生み出しているのではないでしょうか。

洗練されたプロダクトとマネジメントチームを強みに、ウェルネス産業を新次元に推し進める業界の雄として、今後の更なる飛躍を期待しています。

IT部門


hacomono 蓮田健一 代表取締役CEO

設立|2013年7月
資本金|1億円
従業員数|213人
事業内容|「ウェルネス産業を、新次元へ。」をミッションに掲げ、テクノロジーの力で、より良い社会につながる日本の健康課題解決に貢献する事業を推進しているバーティカルSaaS企業。2019年3月より、ウェルネス/運動施設向けオールインワン・マネジメントシステム「hacomono」の提供を開始。店舗における煩雑な業務の課題を解決するDXを提供し、顧客体験を高めるソリューションとして、これまでに4700店舗以上が導入している。
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この記事は 「Forbes JAPAN 2024年1月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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