JA共済連が小中学生400人を対象に昨年11月に行なった「運動に関する意識調査」で、こうした回答が過半数を占めたという。
ただ一方で、「自分が得意な運動や好きになれそうな競技がわかればやってみたい」という意見が約9割にも上った。
この結果を受けてJA共済連は、従来のような定量的な運動能力測定に加え、AIを用いて「楽しんでいるか?」「夢中になっているか?」といった定性評価を加味して分析する新たなスポーツテスト「好きがみつかるスポーツテスト」を開発し、特設Webサイトを公開した。
「好きがみつかるスポーツテスト」とは
好きがみつかるスポーツテストは、10秒間その場でなるべく多くステップをした後に的をめがけてフリスビーを投げる「どたばたアルティメット」や、バランスを崩さないように片足立ちを10秒間した後、飛んできたボールを片足立ちのままキャッチする「バランスキャッチボール」といった、これまでとはちょっと違った7つの競技に参加するだけ。
特設Webサイトでは、そうした7種類の競技内容や、AIや一般社団法人スポーツ能力発見協会の最新の測定機器を用いた分析方法などについて、12月に都内の小学校で実際にテストが行なわれた時の模様とともに解説されている。
また、当日ゲストとして参加した、JA共済の地域貢献活動アンバサダーを務めるティモンディ(前田裕太・高岸宏行)のテスト体験レポート動画も公開されている。
「好きになるかもしれない」競技の診断コンテンツも
そして、各自学校で実施した体力測定結果の入力と簡単な質問に答えるだけで、自分自身も気づいていない、「好きになるかもしれない」スポーツを診断するコンテンツも公開されている。筆者も試してみたところ、「好きな動き:振る、コントロールする」「得意な動き:敏しょう性、ステップ力の動き」といった診断とともに、1)ビーチバレーボール、2)テニス、3)ゴルフなど15種目が提案された。実際に好き、または好きになれそうな競技が並んだ。
こんなスポーツテストなら、「体育の授業嫌い」「運動嫌い」でも憂鬱にならずに済むどころか、スポーツを楽しむきっかけになるかもしれない。
>> 「好きがみつかるスポーツテスト」特設Webサイト:https://social.ja-kyosai.or.jp/sportstest/
>> JA共済連(全国共済農業協同組合連合会) プレスリリース