中国はウクライナと戦争をしているロシアを支援している。また、イスラエルを敵視するあらゆるテロリストの後ろ盾となっているイランに取り入っている。そして、メキシコの密売組織・麻薬カルテルが危険な合成麻薬フェンタニルを米国に密輸する前に、その原料をメキシコに輸出することを許している。
今こそ米国は、トランプとバイデンによる中国との貿易戦争で勝利を宣言するときだ。
明らかに国際法に違反している欧州におけるロシアの侵略との戦いにおいて、世界第2位の経済大国である中国の支持を得るときでもある。ロシアを効果的に孤立させるために、中国を我々の味方にする必要がある。
また、イスラム組織ハマスによる2023年10月7日のイスラエルへのテロ攻撃を、少なくとも潜在的に支援し、レバノンを拠点とする武装組織ヒズボラや、重要なスエズ運河経由の貿易を妨害しているイエメンの反政府勢力のフーシ派を支援し続けているイランへの対抗で、中国の支援を得る時だ。自国が国際社会の除け者であることをイランに認識させるのに、我々には中国が必要だ。
中国はいま、フェンタニルの原料となる化学物質の供給を本当に止めなければならない。合成麻薬の過剰摂取により、米国では年間6万人超が死亡している。2024年米大統領選の共和党候補指名を争っているニッキー・ヘイリーは、フェンタニル摂取による米国人の死亡はアフガニスタン、イラク、ベトナムでの米戦死者の合計より多いと述べた。この指摘は正しいが、真に全容を伝えていない。2020年からの2年間の米国におけるフェンタニルによる死者数は、それらの戦争で殺された米国人の総数よりも多いことが明らかになっている。
中国はこのような薬物を自国民には使用させないだろう。米国民にも使用させるべきではない。