4位 スリランカ
最近は鉄道を使ったのんびりした旅行が旅の大きなトレンドのひとつになっていて、スリランカをひとりで訪れる人はまさにそうした旅を満喫できる。「激動の数年を経てスリランカは大きな復活を遂げました。有名な田園鉄道はスリランカの魅力の大きな部分を占めています」とトンプソンは説明している。5位 コロンビア
コロンビアがこのランキングに入ったのは初めてだ。コロンビアをひとりで旅する人の間では、ボゴタでのグラフィティ巡り、メデジンでの食事やナイトライフ、カルタヘナでの海賊関連の歴史遺産探索、真紅や赤紫など色鮮やかなカーニョ・クリスタレス川の鑑賞などが人気となっている。6位 エクアドルとガラパゴス諸島
コロナ禍後の旅行者は「やりたいことリスト」のなかでも最もワクワクすることを優先するようになっている。そうしたなかで、太平洋上のガラパゴス諸島を含むエクアドルへの旅の予約数はさらに増えていく見通しだ。「旅行の世界が再び完全に開かれた今、ひとり旅を計画する人の多くが、一生に一度の体験が味わえるような海外旅行に年休を充てようとしています。ビーチで2週間過ごすといった休暇とはほとんど対極の傾向で、その土地でしかできないような体験が連続する大冒険をしたいという欲求がみてとれます」(トンプソン)7位 ヨルダン
7位には前年と同じくヨルダンが入った。ワディラム砂漠でのグランピング、死海での浮遊体験、古代都市ペトラの散策、ジェラシュのローマ遺跡見学など、ヨルダンにはひとり旅をする人がやるべきことが詰まっている。8位 タイ
ひとり旅の目的地として長年高い人気を誇るタイだが、2024年のランキングでは前年から順位を2つ落として8位となった。ただ、今月以降に予約数は盛り返すかもしれない。というのも、1月はフラッシュ・パックの予約が最も混み合う月なので、旅行者はバンコクの屋台での食事やプーケット島のビーチでの日光浴、カオヤイ国立公園での野生のゾウとの出会いなど、タイへのひとり旅計画の決定を年明けまで保留していた可能性があるからだ。9位 フィリピン
フィリピンはアイランドホッピング好きにとって夢のような旅行先だ。群島国家のフィリピンは7000以上の島からなり、ビーチのほかラグーン、熱帯雨林、火山などもある。10位 バリ島とギリ島
インドネシアのバリ島もコロナ禍中は観光客が減ったが、ここへきてひとり旅の目的地としても人気を取り戻しつつある、ギリ諸島はバリ島の東にある3つの小島だ。「バリ旅行の予約はコロナ禍前の水準への回復途上にあります。しかし2024年、神々の島は、サーフィン、火山トレッキング、ギリ諸島周遊といったアドベンチャー体験のメニューによって、旅行者の誘致で再び躍進するでしょう」とトンプソンは見込んでいる。(forbes.com 原文)