2024.01.01 13:30

韓国が「デジタルノマド」ビザを導入 1月1日から

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韓国政府は、1月1日から「デジタルノマド」ビザ(査証)制度を導入すると発表した。このビザは、本国とリモートワークをする外国人に最長2年間、韓国に滞在する許可を与えるもの。

韓国法務省は、ワーケーション(訳注:働きながら過ごす休暇)の人気の高まりに触れながら「外国人の韓国でのリモートワークや休暇を円滑にするため、新たにデジタルノマドビザを発給することを決定した」と説明。「これまで、外国人が韓国でワーケーションをするには、観光ビザを申請するか、ビザなしで許される90日以内の滞在にとどめる必要があった。今回の新制度は、海外企業の従業員や雇用主に、より長期間にわたって韓国での旅行やリモートワークを許可するもの」だと述べた。

申請は各国の韓国大使館で受け付ける。申請者は年収が8496万ウォン(約926万円)以上であることを証明する必要がある。これは、韓国の1人当たりの国民総所得である4248万ウォン(約463万円)の2倍に相当する。また、雇用形態や犯罪歴、民間医療保険への加入を証明する書類も求められる。申請者は18歳以上で、同じ業種で最低1年間の職務経験が必要とされる。同ビザを取得すると、配偶者と18歳未満の扶養家族を同伴することができる。

このビザは試験的に導入され、韓国政府は後にこれを恒久的な制度にするかどうかを検討する計画だ。

forbes.com 原文

翻訳・編集=安藤清香

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