2024.01.01 15:00

早期予約で占う、2024年に人気を集める海外旅行先

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クルーズの人気も根強いが、一部のクルーズ会社は、夏の混雑と地球温暖化を考慮し、旅程を調整している。Windstar Cruises(ウィンドスター・クルーズ)のクリストファー・プレログ社長は「夏と秋のヨーロッパは、依然として米国で非常に人気が高いが、冬と早春のクルーズも、地中海の穏やかな気候を体験できるオプションとして初めて催行する予定だ。これらも驚くほど好評を博している。顧客は、ピークを避けて旅行ができることを喜んでいるようだ」と語る。
南コルシカ Getty Images

南コルシカ(Getty Images)

加えて、目が肥えていて好みにうるさく、すでにひと通りのところは行っている旅行者のための、カスタマイズされたプライベートツアーも人気だ。1%の富裕層のための最高級プライベートツアーで実績のあるカスタム旅行会社Gray & Co.(グレイ・アンド・カンパニー)のカリ・グレイ社長は、顧客たちは「定番ではないヨーロッパ」を望んでいるという。
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グレイは、人気が高い目的地の例として、フランスのコルシカ島、イタリアのサルディーニャ島、スペインのマヨルカ島、メノルカ島を挙げる。同社の顧客はまた、ポルトガルのアレンテージョ地方、アルガルヴェ地方にも注目している。

一方、Tauck Tours(トーク・ツアーズ)のジェニファー・トンボー社長によれば「スモール・イズ・ビューティフル」という言葉は、特に旅行に関して当てはまるという。「当社によるヨーロッパの陸上での旅行では、平均24人の小グループが全体の70%を占めている」とトンボーは話す。

「当社のリバークルーズは、他社と比べて3割ほど人数が少ない場合もある小規模グループ方式で提供される。パーソナルできめ細かなケアを提供できるため、今年の『トラベル・アンド・レジャー』誌によるヨーロッパ・リバークルーズ部門で1位を獲得した。大型船が航行できない、知られざる入江に立ち寄れる小型船プログラムは、引き続き好調だ」
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「小規模グループツアーの成長に、陰りは見られない。ユニークな訪問地、より親密な雰囲気への期待、安全・安心な感覚のおかげだろう。当社は2024年、一部の旅行先について、さらに小規模な平均16人のツアーを試験導入する計画だ」

一方、アドベンチャー・トラベル事業者協会(ATTA)のシャノン・ストーウェルCEOは、2024年の人気の旅行先について、よりシステマティックな分析を示した。

「110以上のアドベンチャー・トラベル事業者を対象に行った最近の調査によれば、関心の上昇度合いが最も大きかった地域は地中海、西欧、南米だった」と、ストーウェルはいう。「ちなみに、最も不人気だった3地域は中国、西アフリカ、ロシアだ」

forbes.com 原文

翻訳=的場知之/ガリレオ

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