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2024.01.01

新年の抱負が三日坊主にならない目標の立て方

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新年、気分を新たにして1年の目標を立てるものの、年末にはすっかり忘れてるっていうのが新年の抱負あるあるだ。新年の抱負にかぎらず、目標には三日坊主が亡霊のように取り憑いている。しかし三日坊主率ランキングから、努力が続かない目標と続く目標とのハッキリした傾向の違いがわかった。

習慣化アプリ「継続する技術」を提供するbondaviは、同アプリで記録されたユーザーの行動データから、新年の目標ごとに4日以上続かなかった人の割合「三日坊主率)を集計しベスト20を発表した。サンプル数は55万2692件。

それを見ると、続かない目標の最強の王者「禁煙」が予想に違わず1位に輝いている。2位は「ジムに行く」、3位は「食事制限・ファスティング」と続く。逆に下から20位は「ヨガ」、19位は「絵の練習」、18位は「家で筋トレ」となっていて、三日坊主率は5割を切っているので比較的続けやすいことがわかる。

このランキングから見えてくるのが、上位には「◯◯しない」系の目標が多く、下位には家でできる系の目標が多いことだ。禁煙禁酒といった「禁」の付くものは明らかだが、食事制限もほぼ「禁」と言える。すでに身についた習慣を止めるのは、非常に難易度が高いということだ。禁煙はじつに70パーセントの人が断念している。

続きやすいのは、ヨガ、絵の練習、家で筋トレなど、家でできるもの。上位に入ったジムやランニングはその逆で、わざわざ外へ出なければならないため続きにくいと考えられる。
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新年度の年間目標、達成できる人にはハッキリとした傾向が


「継続する技術」は、筋金入りの三日坊主を自認するbondavi代表の戸田大介氏が「自分ですら続く」ようにと考えて開発した、目標達成を支援してくれるアプリ。有料プロモーションをいっさいせずに500万ダウンロードを達成した人気をほこる。根気が続かない人の心理をよく理解している同社は「小さな目標から着手したほうが成功率が高まる」と助言している。禁煙やダイエットは少しずつ始める、運動などは家でできる小さな目標からスタートして、運動習慣がついてきたら次第にステップアップしていくのがいいそうだ。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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