Forbes JAPANでは2023年11月〜12月、そんなタケマシュラン氏のマナー連載「高級レストランではこうふるまえ」を掲載。トイレは行きたくなくても男が先に行くべき理由、ソムリエに必ず伝えるべきポイントなど、意外ともいえる知見を各回紹介し、大変大きな反響をよんだ。
本稿ではこの大人気連載全6回をまとめ、店からは「一流の客」、会食相手からは「一流の紳士・淑女」と評価されるために備えておきたい52のマナーをふりかえる。
【本稿が紹介するマナーの例】
・中座の際のナプキンの正しい置き場所
・グラスに口をつける前にするべきこと
・グラスの正しい持ち方
・ワインを飲む前にするべきこと
・「手づかみ」のマナー
・椅子の背もたれは何のためにあるか
・フランス人がメニュー選びに30分かける理由
・どうする食後のコーヒー?
・店ではなく「ホストが」されるべきこと
1. 高級レストランで店から「一流の客」と囁かれる52のマナー:着席まで"
"高級レストランには一種独特の雰囲気があります。「なんだか店に値踏みされているようで居心地が悪い」と感じる方が多いかもしれませんが、その通り、店は客のことを値踏みしています。「お客様は平等に扱う」なんてのは大ウソです。レストラン業界には『ソワニエ(大切におもてなしするべき客)』という言葉があるくらいです──"2. 高級レストランではメニューを熟読せよ。店が「一流の客だ」と唸る52のマナー
"食事中に肘をついてはならないことは日本の小学校でも習います。ここではもう一歩踏み込んで──"