6. 社外の人にアドバイスを求める
仕事に不満を抱いているが、その原因が特定できない場合は、外部からの視点が役に立つかもしれない。信頼できる友人やメンターと連絡をとり、アドバイスを求めよう。話を聞いてくれて、建設的なフィードバックを提供してくれるメンターは、いわば無料で利用できるリソースだ。もう一つの選択肢としては、キャリアコーチに助けを求める、という方法がある。こうしたプロのコーチは大抵の場合、業界での価値ある経験を積んでいるので、それをベースにしてアドバイスを提供してくれる。それらの中には、こちらが思いもしなかったこともあるかもしれない。
7. スキルを身につける
学びの機会を探すことも、やる気を取り戻す方法となる。競争が激しい現在の環境では、仕事に関して自分のスキルを磨き続けることが不可欠だ。具体的には、企業の研修制度を利用する、カンファレンスに出席する、資格講座に登録する、といった方法が考えられる。経験をさらに積むことで自信が深まるという、前向きな効果も期待できる。
8. 他人との比較をやめる
同僚と自分を比べるのはよくあることだが、これはその人に悪い影響を与え、自尊心を損なう要因になり得る。人と自分を比べるのはやめて、自分が達成したことを記録するようにしよう。考えつく全ての達成項目をリストアップし、出来上がったリストは、毎日目にするところに貼っておくとよい。他の人ではなく、自分の強みに目を向ける習慣づけにつながるはずだ。
9. パーソナルブランド構築に取り組む
パーソナルブランディングは、セレブやインフルエンサーだけのものではない。ビジネス界のリーダーも、入念に磨かれたオンラインプレゼンスの力を利用して、キャリアの成長につなげている。ニッチ分野を見つけて投資すれば、他の人から見た自分の価値が上昇し、関わる分野のエキスパートとして地位を確立できるだろう。
10. 自分に語りかける内容を変える
上司からの励ましを待つくらいなら、自分が自分の応援団になろう。心の中で自分と交わす会話に意識的になり、自分の中でネガティブな考えが沸いたら、それがどんなものであっても疑ってかかること。「今思ったことに、裏付けとなるエビデンスがあるか?」と、自らに問いかけてみよう。それから、ネガティブな考えを、より前向きな言葉で置き換えるといい。つまり、親友に話しかけるときと同じように、自分に言葉をかけるのだ。
職場でモチベーションの減退に悩んでいる時に、気合いで乗り切ろうとするのは得策ではない。ここまで挙げてきた戦略を使って、問題を特定し、行動に移そう。
実際、平均的な人が仕事に費やす時間は、人生全体の3分の1にも達する。仕事は単に「乗り切る」ものではなく、生き生きと取り組めるものであるべきだ。
(forbes.com 原文)