フォーブスが11月28日に発表した2024年版の「30 UNDER 30」のソーシャルメディア部門には、クリエイターエコノミーとインターネットの未来を変革する若き起業家や業界のリーダーらが選ばれた。今年のリストに入るための条件は、2023年12月31日時点で29歳以下であり、過去にこのリストに選ばれたことがない人物であることだった。
今年の受賞者の中には、独自のコメディ映画でYouTubeのチャートを駆け上がり、数十億回の再生回数と数百万人のフォロワーを獲得したアラン・チキン・チャウ(27)とスティーブン・ハー(26)らがいる。YouTubeは、3400万人以上の登録者を持つチャウを今年のNo.1 Shorts Creatorに選出した。
他の30 UNDER 30の受賞者は、TikTokで成功を収めている。アリックス・アール(22)は、自身の動画「get-ready-with-me」を通じて600万人の視聴者を集めている。ディラン・マルバニー(26)はクリエイターで女優でLGBTQ+の活動家で、自身の性別移行を記録した「Days of Girlhood」シリーズで注目された。一方、盲目のクリエイターのモリー・バーク(29)とヴィクトリア・ギャリック・ブラウン(26)らは、メンタルヘルスの擁護者としてTikTokで活動している。
しかし、こうしたオンラインのスターの多くは、彼らが商業的な成功を収めるために舞台裏で働くタレントエージェンシーや関係者の努力に支えられている。
クリエイター向けのプラットフォームPatreonのマネージャーのルーシー・シェン(29)は、イッサ・レイを含むパートナーとともに、非白人のクリエイターを支援するためのPull Upプログラムの立ち上げに貢献した。また、ユナイテッド・タレント・エージェンシーのカービー・ヴァン・アーケル(28)とクリエイティブ・アーティスツ・エージェンシーのソフィー・ウィーナー(27)は、30 UNDER 30出身のザック・キングやアンナ・シターなどのトップクリエイターを世に送り出したことが評価された。