スマホのカメラが高性能になり、高品位な文書のスキャンも可能になった。しかし、通常のスキャナーと違ってレシートなどの書類を平らにしてきれいにスキャンするのは意外に難しい。レシートなどは折り目がついたり、くしゃくしゃになっていたりする。透明板をかぶせるタイプもあるが光が反射するなどのアナログなイライラがデジタル化推進の足を引っ張る。平らなところにレシートがぴたーっと貼り付いてくれさえすれば大助かりだ。
そんなわけで、文具や収納用品のセレクトショップ「DOCKET STORE」は「レシートスキャンボードPRO」の予約販売を開始した。電池で静電気を起こし紙を貼り付ける静電吸着式。静電吸着板は以前からあるが、これはレシートのスキャンに特化している。
通常の静電吸着板は、メモやポスターを貼り付けるためのものが多いが、紙が強力に貼り付くので剥がすのに苦労する。そこでレシートスキャンボードPROは、透明シートの上にレシートを貼り付けるようになっている。シートをめくれば簡単にレシートが剥がせるという仕掛けだ。これでスキャン作業がぱっぱとはかどる。
こうした製品が売れていることは、レシートのスキャンをする人が増えているということで、スマホの家計簿アプリの人気の高まりを表している。つまり、家計簿DXが静かに進行していることがうかがえる。
レシートスキャンボードPROの価格は6600円(税込)。現在は予約受付中。出荷は2024年2月を予定している。
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