NontitleはトップYouTuberでありながら実業家としても知られる2人が2022年4月に始めた番組で、経歴も起業経験も様々な男女が一つ屋根の下で共同生活しながら、事業をつくり出す様子を追うリアリティショーだ。
シーズン1(全12話)の累計再生回数は1000万以上、2023年2月公開のシーズン2(全12話)も、配信終了時点での再生回数が120%以上(前シーズン対比)の成長となり、大ヒットを記録。2023年12月8日現在、チャンネル登録者数は約26万人にのぼる。
クビルールの導入に始まり、最終話のデモデイ(投資家への事業計画のプレゼン)では衝撃的な結末を迎えたシーズン2から約8カ月。シーズン3の放送を前に、プロデューサーの青木康時に、Nontitleが成功を収めた理由や今後の展望について聞いた。
「Nontitle ~この1000万、あなたならどう使う?~」プロデューサーの青木康時
過去2シーズンが大ヒットの理由は?
——Nontitleが大ヒットとなった理由は。Nontitleのテーマは「若者の夢を追う」。これをリアリティショーという形で見せています。
動画コンテンツがひしめく昨今、「これは(台本で)言わされているな」とつくられたものはあまり受けない傾向があるように思います。単なるドラマじゃなく、“生”っぽいものを世の中の人が求めているのかなと。それにうまくハマったのではないでしょうか。
また、出演者への親近感もあると思います。一般オーディションで集めているので、クラスや職場で身近にいるような人に感じてもらえる。そして、出演者が成長したり、成功を収めたりしていくさまを見て、「自分も参加できるんじゃないか」という共感していただけているのかなと。
時には、YouTubeのコメント欄やXで出演者に対してネガティブな書き込みをされる方もいます。称賛も非難もそれだけ番組に没入して感情移入をしてくれている証拠とありがたく受け止めつつ、メンバーのケアもしています。