5位に話題作の『Starfield』が入っているのは驚きではない。プレイ方法やシークレットの場所などの攻略方法を調べることに加え、同作をめぐる話題が広まったことで、検索は増加した。私が執筆した『Starfield』関連記事のアクセス数を見ても、この順位は順当に思える。
先日のゲーム賞「The Game Awards」で最高賞のゲーム・オブ・ザ・イヤー(GOTY)を受賞した『バルダーズ・ゲート3』も同様に、攻略方法に関する検索が多かったと考えられる。ゲーム関連のグーグル検索の大半は、攻略方法を調べるためのものだ。
『スイカゲーム』は、話題が急上昇したというよりは、ブラウザー版をプレイするために多数の人が検索をした結果ではないだろうか。
次は『ディアブロIV』だが、グーグルが数字部分の表記を、公式の「IV」と「4」で区別しているかが気になる。どちらを使えばいいか迷う場合、記事のヘッドラインでは「4」を使うことが多い。同作もまた、ゲーム賞は軒並み受賞を逃したが、大人気ゲームであることには変わりはない。
『Atomic Heart』がトップ10に入っているのは、まったく理解できない。同作がランク入りしたのは「ゲーム内に登場するセクシーなロボットをググる人が多かったから」という説もあるが、それだけが理由とは考えられない。同作は発売時、それほど話題にならなかった。
『Sons of the Forest』は2月にアーリーアクセス版が配信されたタイトルだが、トップ10に入るほど人気があったということなのだろう。ただ、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』などの人気タイトルの多くが入っていないことを考えると、『Sons of the Forest』のランク入りは意外だ。米国限定のランキングでは、『ゼルダ』に加え、『Dead Island 2』『Mortal Kombat 1』が入っている(ここでも『Atomic Heart』がランク入りしている……!)。
また、『Marvel's Spider-Man 2』が入らなかったのは驚きだ。「Spider-Man」はソニーやマーベルの映画・コミック関連で検索されるため、ゲームは集計で漏れてしまったのかもしれない。もし正式名称の『Marvel's Spider-Man 2』だけをゲームとしてカウントしているのであれば、ランク入りしなかったのは当然だ。PlayStation独占ソフトとしては史上最速で売れたタイトルなのに、ランキングに入らないのは不可解である。
ランキングには、他ジャンルと重複するワードや、その他の不可解な部分があることから、集計方法に問題があるのではないかと思う。ただ、『ホグワーツ・レガシー』など一部のタイトルは納得の結果となった。
(forbes.com 原文)