ゲーム業界で今年、数千人が解雇されている中で、開発企業の1つが閉鎖されるのは、本来であれば嘆かわしいことだが、Fntasticはまったく話が別だ。同社が過去5年間にわたり何をしていたのかはわからないが、ゲームの内容について繰り返しうそをつき、宣伝していた内容とはまったく違う、壊れた製品を40ドルでプレイヤーに売りつけた。そして4日後、金を持って逃げたのだ。その金を「負債」の返済に使おうが関係ない。これは詐欺だ。同作は「存在」していたのかもしれないが、詐欺であることに変わりはない。同社のウェブサイトも完全に消え、廃業のメッセージに置き換えられている。YouTubeの公式チャンネルもすべて削除された。
『The Day Before』は最初から胡散臭かった。小規模なゲーム開発チームの多くは支援されるべきだが、この程度の規模で、知名度も非常に低い会社がAAA級のゲームを開発するという約束は信用できないことを、プレイヤーは認識しなければならない。このようなことは二度と起こってほしくない。
(forbes.com 原文)