ブルームバーグのマーク・ガーマンによる新しい報告によれば、来年は多くの新モデルが登場することになる。最初のモデルは3月下旬に登場する予定だという。
最初に登場するのはハイエンドモデルのiPad ProとiPad Airだ。それだけでも興味深いが、ラインナップにはこれまでにない大画面のiPad Airが加わるという。現在の10.9インチモデルに加えて、12.9インチディスプレイのモデルも登場すると考えられている。これは、13インチのMacBook Airに大型の15インチモデルが加わったのと同様の理屈だ。
その狙いは、現在11インチと12.9インチの画面サイズで展開されているiPad Proほどの大きな出費なしに、これまで以上に大きな画面サイズを手に入れられるようにすることだ。
もちろんProモデルには、OLED画面の初採用など、より高い仕様を求める理由がある。さらにiPad Proには、10月にiMacとMacBook Pro向けに発表されたばかりの最新かつ最もパワフルなM3プロセッサーが搭載されるかもしれない。
興味深いのは、この報告によれば、アップルは2つのProモデルと2つのAirモデルの4つのiPadを同時にリリースするということだ。アップルはこれまでにも複数のモデルをいっしょにアップデートしたことはあるが、通常は無印iPadと、ProまたはAirのいずれかであり、ProとAirを同時にアップデートすることはなかった。
同時リリースの利点は、顧客がラインナップをいっしょに見ることができ、自分に最適なモデルを判断しやすくなることだ。有機ELスクリーン、マルチカメラ、Face IDが必要ならProを買うことになるだろう。お金も節約したいものの、それでも強力なパフォーマンスとスリムな形状が必要ならiPad Airだ。そして、それぞれのサイズが2つあることで、違いがこれまで以上に明確になる。
ガーマンは、アップルはアクセサリーもアップグレードするつもりだという。つまり、11月に発売された廉価版とは対照的に、フル機能を備えた新しいApple Pencilが登場する可能性も高い。
同様に、新しいMagic Keyboardも登場し、アルミニウムが多用されることで、iPadはよりアップルのノートパソコンに近い外観になると考えられている。
なお、来年はiPad miniと通常のiPadもリフレッシュされる予定だというが、これらすべてが同時に発表されるとは考えられない。情報過多の状態を避けるためだ。
(forbes.com 原文)