そんな生成AIについてのアンケート調査をGMOリサーチが行っている。
それによると、生成AIの認知と利用状況について、利用経験者は16.6%に留まった。特に有償版を利用している人はわずか5.0%しかおらず、まだまだお金を払ってまで使おうという風潮ではないようだ。ただ、生成AIのことを知っている人は6割を超えているので、これから浸透していくのではと思われる。
生成AIが提供する情報やコンテンツに対する信頼度としては、「信頼する」と回答した人は29.5%。「信頼しない」と回答した人は37.7%おり、信頼していない人の方が上回った。りょうしたことある・なしで比較すると、利用経験者は57.0%が信頼すると回答。利用経験なしの人が23.8%なので、この差が利用率の差にも表れているようだ。
生成AIから連想される言葉としては、「chatGPT」が41.6%とダントツトップ。「Google Bard」(8.3%)、「Meta AI」(7.4%)と続き、あとはどんぐりの背比べだ。ただ、「当てはまるものがない」と回答した人が51.5%いることから、「生成AI」という言葉は耳にしているものの、具体的にどのようなサービスがあるかまでは把握していない人が多いようだ。
生成AIが騒がれてから約1年。今後アーリーアダプターからレイトマジョリティへ浸透していけば、考え方が変わっていくだろうし、テクノロジー自体もさらに磨きがかかって、より信頼性の高いサービスが提供できるようになるはずだ。
出典;GMOリサーチ「AIトレンドに関する自主調査」より