12月5日時点で、国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、双方の累計死者数は当局発表でガザのパレスチナ側で16248人以上、イスラエル側で1200人以上とされる。
悲惨極まる状況に対して、支援団体だけでなく、世界各地のアスリートやアーティストらが寄付や発信といったアクションを見せているなか、日本の音楽シーンから有志のアーティストたちによるパレスチナ支援のための作品がリリースされた。
全ての収益を英国の慈善団体「Medical Aid for Palestinians」(パレスチナでの医療援助)に寄付することを目的としたこのコンピレーション作品『 A Better Tomorrow for Palestine 』には、E.O.U、HAPPY、Mars89、SUGAI KEN、食品まつり a.k.a Foodman、チプルソら、日本のアンダーグラウンドなクラブ、エクスペリメンタル、ヒップホップ界隈の人気アーティストが参加し、楽曲を提供している。
プロジェクトを主宰したのは、Leo & Hinata(IG: @leop_leop @coldpizzaishotterthan_u) が2023年11月に発足した「naru records」(IG: @narurecords)。彼らはレーベルの運営を通して、「パレスチナの問題だけでなく、様々な社会問題に音楽を通してアプローチしていきたい」と伝えている。
リリースの目的は、日本国内での寄付の呼びかけや、パレスチナで起きている虐殺に関して考えるきっかけを作ること。日本人もしくは日本を拠点とするアーティストに声をかけ、「希望 -Hope-」「 平和 -Peace-」「 団結 -Unity-」「 愛 -Love-」といったテーマのもと、ジャンルや曲の新旧は問わず、楽器を提供してもらったのだという。