キャリア・教育

2023.12.15 08:15

自分で自分を褒める 師走の「キャリアの棚卸し」のすすめ

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4. 大きさは関係ない

そんな大したことやってない。特に何もない1年だった。と思うかもしれないが、大きな達成や成功、わかりやすい成長実感ばかりを振り返らなくてもいい。どんなことでもいいのだ。大きさは関係ない。
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誰かの物差しで測った大きさではなく、自らが感じた喜びを素直に振り返ろう。誰かに言われたありがとうや、誰も気が付かった物事の改善、遅刻を1回もしなかったことでもいいのだ。

5. 誰にも見せる必要はない

振り返りはすべては自分のためであり、誰に見せる必要もない。大事なのは、偽りのない自分に向き合うこと。誰かに見せるとなれば恰好を付けることもあるだろうが、そんな必要はない。そのときの感情を素直に表現することで、本当の自分がより見えてくるはずだ。

6. 誰かと一緒にやってもいい

自分のことを考えること、見ることが苦手な人もいる。それなら、誰かと一緒に振り返る会をやってもいい。お互いに質問しあい、フィードバックをしあうのだ。あのときのことを感謝している、あのときのあなたは輝いていたよ、あのときのあなたは何かいつもと違ったよ。周りの人のほうがよく見えている部分は沢山あるはずだ。

ここでも前向きにやるというルールは変わらない。改善点についてフィードバックも欲しい場合は、もしくは、フィードバックをしたい場合は、「どこを直したらいいと思う?」「ここを改善したほうがいいよ」ではなく、こう言おう。「次のステップはどうしたいいと思う?」「次回はこうしてみたら?」。過去を否定せず、未来を描こう。

7. 自分を褒めてあげよう

最後に、1年間頑張った自分を最大限褒めてあげよう。頑張ったかどうかも自分の物差しでいい。あなたを一番褒めてあげられるのはあなたでいよう。そうすると1年を最高の形で締めくくることができるし、来年への活力になる。そしてこれを毎年やっていると必ずキャリアの礎になる。

1年間お疲れ様でした。

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