私のお気に入りのメカニカルキーボードを作っている会社が、クラウドファンディングのKickstarterを利用して最新モデルを発表した。これはキーボードに一歩進んだ革新をもたらすものであり、世界中のゲーミング・コミュニティにとっては特に興味深い製品になるだろう。
ほとんどのメカニカルキーボードは、バイナリスイッチを使っている。キーボードのキーを押すと、スイッチがコンピュータに信号を送る。Keychronの新しいキーボード「Q1 HE」は、ホール効果を利用したGateron 2.0磁気スイッチを使用する、従来と全く異なる種類のキーボードだ。このスイッチは、押された強さに応じて、2種類の異なる信号を送ることができる。
Keytron Q1 HEに使用されているホール効果式Gateron 2.0磁気スイッチには、カスタマイズ可能な2つのアクチュエーションポイントがある。ユーザーは、各キーの文字や機能をプログラミングできるだけでなく、キーを押す強さによって、1つのキーに複数のアクションを割り当てることができる。たとえば、キーを軽く押すとあるコマンドが実行され、強く押すと別のコマンドが実行される。
Q1 HEは、究極のレスポンスとカスタマイズを求めるゲーマーのために設計された。磁気スイッチが備える可変アクチュエーションポイントによって、より敏速なフィードバック、ダイナミックな高速トリガー、そして高度にパーソナライズされたタイピング感覚が可能になる。
75%レイアウトを採用したコンパクトなキーボードで、カスタマイズ好きが自由にキーをマッピングできるように、オープンソースのQMKファームウェアを採用している。これによってユーザーは、macOS、Windows、Linuxを含むあらゆるオペレーティングシステム上で、好きなキーをマッピングしたりマクロを作成したりできる。ゲーマーは各コンポーネントをカスタマイズしたり変更したりすることによって、真にパーソナライズされたキーボードを作ることが可能だ。