ついに公開、『GTA6』初のトレーラーから分かったこと

(c)Rockstar Games

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ロックスター・ゲームスが開発中のゲーム『Grand Theft Auto VI』(GTA6)初のトレーラー公開は、少々カオスなものとなった。米東部時間の4日夜(日本時間の5日午前)、低画質な上、「ビットコインを買おう」という文言が入れ込まれたトレーラーの動画が、ネット上に流出。ロックスターはこれを受け、もともと翌日午前9時に公開を予定していたトレーラーの即時公開に踏み切った。

こうして披露された約1分30秒のトレーラーは正直、すでに高かった私の期待を圧倒的に上回るものだった。前作GTA5の初トレーラーと比べ、最新作の設定や雰囲気のかなりの部分を明らかにする内容となっており、この短い映像からだけでも新作のキャラクターや世界についてさまざまなことが判明した(ここ数年ですでにリークしていた情報を見なかったことにすればの話だが)。以下に、トレーラーから分かったことをすべて挙げたい。

ルシア

GTAシリーズ初の女性主人公となる「ルシア」が披露された。何らかの理由で服役していたルシアが出所するところからゲームは始まるとみられ、彼女はその後、再び犯罪に手を染めることになる(主人公が更生すると思っていた人はまさかいないだろう)。トレーラーの大部分はゲームの舞台となる世界を見せるもので、ルシアはほんの一部にしか登場しない。だがそれでも、もう一人のキャラクター「ジェイソン」とのロマンスや、最後に2人が強盗に及ぶシーンからは、彼女のストーリーが「ボニーとクライド」に似たドラマとなることがはっきりと感じ取れる。

ジェイソン

同作についての事前情報が全くない人がこのトレーラーを見たら、主役はルシアのみだと思ってしまうかもしれない。だが、これまでのさまざまなリークや報道によれば、GTA6には前作同様、複数の主人公が用意されており、ルシアと対をなすもう一人の主人公として、ジェイソンが登場する。つまり、「ボニーとクライド」のクライドに相当する人物だ。次に公開されるトレーラー第2弾は、ジェイソンをメインにしたものになるのではないだろうか。

レオニダ州バイスシティ

最新作の舞台が、シリーズの過去作で描かれた架空の都市「バイスシティ」となることは、以前からすでに判明していた。だがGTA6では、バイスシティの位置する地域である「レオニダ州」が、モデルとなった米フロリダ州のパロディをとことん追求する形で描かれている。トレーラーには、ストリートカルチャー、レッドネック(貧しく無教養な白人)が繰り広げるバカ騒ぎ、豪華なヨットなど、この地域のあらゆる要素が混ぜ込まれた、滑稽でぶっ飛んだシーンが満載だ。
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翻訳・編集=遠藤宗生

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