Appleシリコンの性能と効率のおかげで、プロユーザーはM3 ProとM3 Maxチップを搭載したMacBook Proから圧倒的なパフォーマンスを引き出すことができる。前世代のM2 ProとM2 Maxチップを搭載したマシンでも、アップルはプロフェッショナルに特化したmacOS搭載ノートパソコンの約束を果たした。その約束は、過剰なパワーで一般コンシューマーを満足させるMacBook Airファミリーでも実現されてきた。
来年のMacBook Airには、M3チップセットが搭載されるはずであり、M2チップでどうみても必要以上のパフォーマンスを発揮していたマシンに、さらなる性能が与えられることになる。
MacBook AirとMacBook Proの主な違いのひとつは物理的なサイズだ。Airはプロフェッショナル向けのProよりも、軽くて薄い。初代MacBook Airがデビューして度肝を抜かれた2008年当時とは違って、現在の違いは1〜2ミリと数グラムというわずかなものだが、長時間持ち運ぶ際にはその違いが十分実感できるだろう。
MacBook Airには、画面サイズが大きくなった15インチ版も用意されている。M2を搭載したMacBook Airの15インチモデルは、13インチ版M2の発売から1年後に登場したが、2024年のMacBook Airには、発売開始と同時に13インチと15インチの2種類が用意される見通しだ。
MacBook Airは、Appleシリコンのパワーとユーザーフレンドリーな特徴のバランスをとったマシンだ。より軽く、より薄い筐体で、多くの人には十分すぎるほどのパワーを備えていながら、財布にもやさしい。
今すぐ新しいMacBookを買わなければならない人にとって、M2 MacBook Airは良い選択肢と言えるだろう。しかし、もう少し軽くて、速くて、アクセスしやすいマシンを求めるのならば、来年まで我慢したほうが賢明だ。M3 MacBook Airは、コンシューマー向けノートパソコン市場におけるアップルの旗手となるだろう。
(forbes.com 原文)