2022年が「村神様」、2021年が「リアル二刀流/ショータイム」と、3年連続野球界の話題が大賞をさらったわけだが、あまりビンとこない言葉が大賞になったと感じる方も多そうだ。
そうした中で、一般社団法人ウェブ解析士協会は、同協会が認定したSNSマネージャー有資格者への調査に基づく「SNS流行語ランキング年間大賞2023」を発表した。
第10位 藤井聡太8冠
将棋界初の8大タイトルを独占した藤井聡太8冠は、達成した日の前後、Xでは約30万件投稿されるなど将棋ファンのみならず世間が盛り上がった。第9位 Threads
X(旧Twitter)が混沌とした中でMeta社が7月にリリースしたSNS「Threads」。一時は注目されたものの、Xからの乗り換えまでにはいたっていない。第8位 VIVANT(ヴィヴァン)
7月から9月にかけTBS系「日曜劇場」で放送されたテレビドラマ。 ユーザーの感想や考察がSNSで溢れ、9月17日の最終回には、Xで20万件以上投稿された話題作。第7位 蛙化現象
「相手のちょっとした行為によって恋愛感情が冷めてしまう」現象のこと。Z世代を中心に広まった言葉。第6位 新しい学校のリーダーズ
女性4人組個性派ダンスボーカルユニットで、『オトナブルー』の首振りダンスがバズり、今年の紅白歌合戦にも出場。「#新しい学校のリーダーズ」は37億回、「#オトナブルー」は9億回、TikTokで視聴される。第5位 日本優勝、侍ジャパン
3月21日(日本時間22日)、野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝で日本がアメリカを破って3度目の優勝を果たし、SNSでも沸いた。第4位 なぁぜなぁぜ?
TikTokを中心に広まった言葉で、疑問や不満に対して「◯◯なの、なぁぜなぁぜ?」と多くの人が投稿された。第3位 アレ、阪神優勝
流行語大賞も獲得した言葉。阪神タイガース岡田監督が、優勝から遠ざかったチームに過度な意識をさせないよう「アレ」と代用した。38年ぶりの日本一も果たしたことで、SNSでも盛り上がりを見せた。第2位 アイドル・推しの子
アニメ「【推しの子】」の主題歌であるYOASOBIの「アイドル」は、アニメの人気とともに、SNSでの「踊ってみた」で多数投稿され、現役アイドルの投稿も火付け役に。TikTokでの視聴回数は「アイドル」118億回、「idol」333億回、推しの子「47億回」となっており、爆発的な視聴数を記録している。第1位 ChatGPT・生成AI
マイクロソフトが2022年11月30日に一般公開した「ChatGPT」。AIを活用することで作業効率を向上させることから、ビジネス界を中心に注目を集めている。使い方や活用方法など話題は付きず、同様のサービスも増えてきているので、まだまだSNSで活発なやり取りが続きそうだ。トップ10を見て、知っている言葉はいくつあっただろうか。筆者は、TikTokも見ていたりするので、こちらのランキングのほうがしっくりくる感じだ。話題に乗り遅れないよう、いろいろとアンテナを張っていきたいと改めて思ったランキングだった。
出典:一般社団法人ウェブ解析士協会「SNS流行語ランキング年間大賞2023発表」より