スミスによれば、ドノバンのプログラムは当初のリーダーが去った後、1年かけて縮小された。全てのプログラムには教員のリーダーが必要だが、ドノバンは教員ではなく職員だったという。また、ドノバンは解雇されたわけではなく、研究チームのほとんどが新たな役割でハーバード大学に残ることを選んだとされる。
ハーバード・ケネディ・スクールはメディア操作とソーシャルメディアの役割に関する研究を続けており、最近には教員による研究成果として「フェイスブック・アーカイブ」が公開されていると、スミスは指摘した。
フォーブスは、メタとチャン・ザッカーバーグ・イニシアチブにもコメントを求めている。
ドノバンは誤報研究の世界では有名な人物で、2020年にはオンラインメディア操作について議会で証言もしていた。今年の夏、問題のプログラムが閉鎖され、ドノバンがハーバード大から去ったことで、研究者らの間では懸念が広がったが、その理由についてははっきりしていなかった。
ドノバンは4日、X(旧ツイッター)への投稿で、 「沈黙を破る」と表明。他の研究者や一般の人々からの支援が得られることを願うと述べた。
(forbes.com 原文)