世界のウェルネスの第一人者が福井に集結
私たちはGWSのマイアミの会議の最終日をまたずに、地球をほぼ半周してマイアミから福井県に入りました。この会議のために、GWIのボードメンバーであり、ウェルネスの第一人者であるクリーブランド・クリニック(米国最大のクリニックのひとつであり、現在ロンドン、ドバイにも病院を展開している由緒ある医療機関)のマイケル・ロイゼン医師、そしてGWSの招待を受けているDelegateと言われる著名パネリストが世界から集まってきました。まさに、世界のウェルネスの第一人者が福井に集結したわけです。マイケル・ロイゼン医師は講演で、世界の最先端医療の現場では、すでに時とともに老化をする時代から、巻き戻しの時代に入った、というお話をお伺いし、いままでは人間の老化のスピードを遅くするという考え方が、いまや人間のゲノムは、生活習慣を変えることで変化させることができ、老化の体質を改善することができること。また再生医療によって、すでに19歳の犬が5歳に若返ったというニュースがボストンから数日前に発信された、といった今アメリカの医学界で巻き起こっているお話をされました。
またオフェリア・ヤン氏からは、今後日本ではウェルネスツーリズムが伸びる要素が非常に高いと話されました。具体的には、有名なリトリートセンターに滞在して徹底したウェルネスリトリートを受ける旅行とともに、もっと緩い形でZ世代に今好まれているウェルネスツーリズムの形となる、自分の旅行の中に、ウェルネスを取りいれていく、例えば自分の旅行に、禅修行、トレッキング、温泉、食のウェルネスなどを組み込んでいく形のウェルネスツーリズムに着目し、これを支えるのは、「日本に多くあるウェルネスコンテンツである」とそのポテンシャルの高さを力説されました。
また、来年6月に、Global Wellness Dayの開催を福井県で行うという話、他国の教育機関との連携によるウェルネス&ウェルネストラベラー(ウェルネスと富裕層トラベル)対応のための人材育成、福井のウェルネスツーリズム、ウェルネスツーリズムを愛する世界の旅行者の話、香りとウェルネス、スポーツとウェルネス、あわら温泉女将の会の取り組みなど、ウェルネスに関するとても興味深いテーマが話し合われました。