Google Cloudは、大胆さと洗練されたマーケティングセンスの両方を発揮して、ラスベガスに今年オープンした巨大な球体スクリーン「MSGスフィア」に自社ブランドのメッセージを表示している。
Have you seen us in Vegas this week?
— Google Cloud (@googlecloud) November 29, 2023
We’ll be back April 9-11. See you there → https://t.co/Oy2ynKDmRE pic.twitter.com/tOPTh00uqZ
生成AIを活用したこの革新的な広告は、ペタバイト相当のデータがまばゆい星座となってGoogle Cloudのロゴに合体する様子を描いている。芸術性に満ちたこの広告は、その後「A New Way To Cloud」というスローガンを表示する。
Google Cloudが、世界最大の球体LEDスクリーンであるMSGスフィアを選んだのは、偶然ではなく、競合であるAWSのカンファレンスを意識してのことだ。同社は、この前週のラスベガスのF1グランプリの期間中にも、Chromeのロゴを投影していた。
Google Cloudは、11月27日からMSGスフィアでの広告を開始し、12月3日までの間、1時間ごとに90秒の長さのスポットを2回流す予定という。一方、アマゾンのAWSは、MSGスフィアのすぐ隣のベネチアンホテルでカンファレンスを開催中だ。
AWSの反応はまだ不明だが、グーグルが来年の「Cloud Next '24」を開催する際に、AWSも同様の広告キャンペーンに打って出ることを関係者は期待している。
グーグルはこれまでの数年間、サンフランシスコのモスコーニセンターでCloud Nextを開催してきたが、来年4月にはラスベガスでこのイベントを予定している。MSGスフィアでの広告費用は、決して小さなものではなく、このような豪華な広告の相場は1日45万ドル(約6700万円)、1週間の場合は65万ドルにもおよぶと報じられている。
(forbes.com 原文)