ベセスダ、『Starfield』低評価レビュー1件1件に定型文で返答

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ベセスダ・ソフトワークスの新作RPG『Starfield』は、今も擁護派と批判派の間で熱い議論を呼んでいるが、ベセスダ自身が目立たないところでこの議論に参戦し、批判派の考えを1人ずつ変えようと試みていることについては、私はこれまで気づいていなかった。

私はつい最近、ベセスダのカスタマーサポートが『Starfield』の発売以来、PCゲームプラットフォーム「Steam(スチーム)」の英語ページに寄せられた否定的なレビューに返答し、批判に反論したり、どうやったら同作を楽しめるかを提案したりしていることを知らされた。

これだけ聞くと、心のこもった対応のようにも思えるが、実際にはそうではない。今週も投稿され続けている一連の返答に目を通すと、実際には、指摘されているいくつかの問題に対応した数種類の定型文がコピペされているだけであることがわかる。

例えば、ゲーム内の惑星が空っぽで退屈だとの苦情に対しては「退屈ではない。月に行った宇宙飛行士は退屈したのか?」という趣旨の反論をしている。以下は返答コメントからの抜粋だ。

「レビューに貴重な時間をお使いいただきありがとうございます。Starfieldをお楽しみいただけなかったことを残念に思います。退屈だと感じたら、メインミッション以外にもやるべきことはたくさんありますよ!」

「Starfieldの惑星の一部は、あえて空っぽに作られていますが、だからといって退屈なわけではありません。『宇宙飛行士たちが月に行ったとき、そこには何もなかったが、決して退屈はしなかった』。Starfieldの探索の目的は、プレイヤーに自分がいかにちっぽけな存在であるかを感じさせ、圧倒させることです。探索を続ければ、必要な資源や隠された拠点がある世界を見つけることができます」

ストーリーに関する苦情や、ベセスダの過去作に劣るという意見に対する返答は、次のようになる。

「Starfieldをお楽しみいただけなかったことを残念に思います。私たちのチームは、Starfieldが楽しく洗練された体験となるよう常に取り組んでいます。時間をかけて、さまざまな惑星を探索して、資源やアイテムを探してみてください。密輸品の輸送・販売という違法行為もできます。自分だけの拠点や宇宙船をつくり、心行くまでカスタマイズしましょう。やるべきこと、探求すべきことはたくさんあります。Starfieldには非常に多くの層があるため、数百時間プレイした後でも、そんなことができるとは思わなかったことが見つかるでしょう。メインストーリーをクリアしても冒険は終わりません! ニューゲーム+に進み、Starfieldの世界のすべてを探索し続けることができます! 私たちは今も本作に積極的に取り組んでおり、今後も長い間にわたり取り組み続けます」
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翻訳・編集=遠藤宗生

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