チャーリー・ジャビス(フランク創業者、2019年ファイナンス部門)
2019年までにチャーリー・ジャビスは、大学生が学資援助を得るためのサポートを約束したスタートアップ、フランクでおよそ1600万ドル(約23億円)を調達した。2021年、当時425万人のユーザーを抱えていたと彼女が主張するこのスタートアップを、1億7500万ドル(約259億円)でJPモルガン・チェースに売却した。何が問題だったのか? ジャビスは、彼女が主張したような数の顧客を抱えていなかったのだ。それ以来、彼女は会社の規模を偽っていたとして詐欺罪と共謀罪で起訴されている。彼女の裁判は10月に始まる予定だ。ジャビスは無罪を主張している。
ネイト・ポール(ワールド・クラス・キャピタル・グループ創設者、2016年ファイナンス部門)
ポールは、テキサスを拠点とするワールド・クラス・キャピタル・グループを通じて、ショッピングセンターやオフィスビルを中心に、2017年には評価額約10億ドル(約1400億円)の不動産帝国を築いた。しかし2023年6月、ポールは金融業者に嘘をついたとして8件の訴因で起訴され、その後さらに4件の詐欺罪と共謀罪で起訴された。彼はすべての容疑に対して無罪を主張しており、彼の裁判は7月に予定されている。マーティン・シュクレリ(MSMBキャピタル創業者、2013年ファイナンス部門)
シュクレリは、20代のうちに製薬に特化したヘッジファンドを2つ立ち上げ、ビジネスの奇才と称された。その後、レトロフィンとチューリングという2つの製薬会社を立ち上げた。UNDER 30に登場した2年後、シュクレリは、チューリングが所有する抗寄生虫薬、ダラプリムの価格を吊り上げたことで、「アメリカで最も嫌われる男」となった。彼は議会で喚問されたが、証言を拒否した。連邦取引委員会(FTC)は最終的にシュクレリを訴え、6500万ドル(約96億円)の罰金を科した。彼は製薬業界からも終身追放処分を受けたが、その時すでにシュクレリは、2つのヘッジファンドの財務を虚偽記載し、レトロフィンの株価を操作しようとした罪で服役していた。彼は4年間服役した後、2022年5月に連邦刑務所から早期釈放された。