音楽

2023.12.07

YOASOBIの「アイドル」が世界7位、Apple Music年間グローバルトップソング100

師走になると、さまざまな年間ランキングの発表が相次ぐが、Apple Musicが2023年のトップソング100を発表した。集計期間は2022年11月1日~2023年10月31日まで。

日本のトップソング100

日本国内のみのトップソング100では、1位がOfficial髭男dismの「Subtitle」、2位がYOASOBIの「アイドル」、3位がVaundyの「怪獣の花唄」となった。「Subtitle」は、昨秋のフジテレビ系ドラマ「silent」の主題歌として2022年10月12日に配信リリース。ドラマの人気に合わせるように再生回数も爆発的に伸び、2023年に配信されたほかの曲をも一蹴した。

「アイドル」は2023年4月~6月放送のアニメ「【推しの子】」の主題歌として4月12日配信開始。アニメが話題となるとともにYouTubeに公開されたMVが1カ月余りに再生数1億回を突破するなど、注目度の高い楽曲だ。本楽曲を使った、踊ってみたもSNSでバズったことも貢献している。

「怪獣の花唄」は、2020年5月11日より配信がスタートしたが、徐々に再生数を伸ばしていき、2022年のNHK紅白歌合戦にもこの楽曲で初出場。これが火付け役となり、再生回数を大幅に伸ばしていった。

世界のトップソング100

世界に目を向けてみると、1位はモーガン・ウォレンの「Last Night」、2位がマイリー・サイラスの「Flowers」、3位がSZAの「Kill Bill」。「Last Night」は3月に発売されたカントリーアルバムの中の1曲で、全米ビルボード・チャートのトップを2カ月以上記録するなど爆発的ヒットした楽曲。2位の「Flowers」も1月13日にリリースされ全米ビルボード・チャートで6週連続1位を獲得。「Kill Bill」は全米1位を獲得したアルバム「SOS」の中の1曲で、MVは映画「Kill Bill」の雰囲気をかもした作品となっており、大ヒットを記録した。

注目は、7位に「アイドル」、10位な「Subtitle」がランクインしているところ。「アイドル」は英語版もリリースしており、それが日本での1位と2位が逆転したのかもしれない。このように日本の楽曲が世界的にもヒットしたことは、日本の音楽業界も自信につながったのではないだろうか。

出典:アップル「Apple Music、2023年の各年間チャートを発表」より

文=飯島範久

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