こどもだって時事問題に興味 2023年流行ランキング

プレスリリースより

ニフティキッズは「小中学生2023年流行ランキング」を発表した。そこから、今の子どもたちの興味の対象が見えてくるのだが、けっこう、しっかりしているかも。

ニフティの子ども向けサイト「ニフティキッズ」は、同サイトを訪問した小中学生を対象にアンケート調査を実施した(有効回答数は1684件)。流行語、ニュース、ドラマ、音楽、YouTube、ニフティキッズ調査で楽しかったテーマの6つの部門にわたっているが、とくに流行とニュースは注目に値する。

流行語では、総合で1位「それな」、2位「なぁぜなぁぜ」、3位は「しらんけど」などとなっている。「しらんけど」など、おもにテレビをきっかけに流行して、大人たちの間でも普段の会話で便利に使われている表現もあるが、「なぁぜなぁぜ」や「ひき肉です」のようなTikTokやYouTubeで流行った言葉も上位に入っている。ランキング順位から察するに、オンラインメディアの子どもたちへの影響力は、テレビと拮抗しているようだ。

ニュースのランキングでは、小中学生とも変わらず、1位は旧ジャニーズ問題、2位は侍ジャパンのWBC優勝だが、3位にビッグモーターの事件、4位にロシアのウクライナ侵攻が入っている。総合では8位にイスラエルとハマスの軍事衝突事件もあるなど、時事問題への関心も高く、頼もしく思える。

ドラマ部門では、小学生の1位が「VIVANT」で132という断トツの票数を得ている。中学生では2位で44票。小学生のほうが大人っぽいように見えるが、中学生の1位が「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」というのは、人間関係を深く考えられる年代になったことを表しているのかもしれない。ちなみに、総合で6位に「らんまん」が入っていた。子どもたちも朝ドラを見てるのかと思うと、なんだかほっとする。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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