このニュースの詳細は、韓国のリーカーのyeux1122によって最初に報じられ、アップル関連のレポーターの@Tech_Reveもこの見方を支持している。
「アップルは、自社内のモデム開発を中止する見通しだ。複数の情報筋によれば、同社は現在、過去数年にわたる5Gモデムの開発部門と人材への投資を合理化する過程にあるという」と@Tech_Reveは11月29日のX(旧ツイッター)の投稿で述べている。
アップルは、ティム・クックCEOの指揮下でより多くの設計と製造を自社の管理下に置くようになり、iPhoneやiPad、Macに自社製のチップを搭載した。その結果、同社は外部のサプライヤーのスケジュールに縛られず、独自のペースで開発を行うことが可能になった。
しかし、iPhoneや一部のiPad用のモデムについては、アップルは今でもクアルコムに頼っている。2019年に同社は、インテルのモデム部門を10億ドル(約1470億円)相当の取引で買収し、クアルコムの締め付けから解放されることを望んでいた。
しかし、ブルームバーグの17日の記事によると、それから4年が経った今もアップルは社内でのモデムの開発に難航している模様だ。
「2018年以来、数千人の従業員がこのプロジェクトに取り組んできたが、今もなおアップルは問題を解決できずにいる。同社は、現状よりもデータを高速でダウンロード可能なモデムを作ろうとしているが、匿名で取材に応じた関係筋は、その実現は困難だと考えている」とブルームバーグのマーク・ガーマン記者は書いている。
これらの報道で見えてきたのは、アップルは、クアルコムとの契約を延長するしかなかったということだ。クアルコムは今後も、iPhoneの未来に影響を与える重要なプレイヤーであり続ける見通しだ。
(forbes.com 原文)