音楽

2023.11.30 15:00

この1年間に聴いた曲をレポートする「Spotifyまとめ」発表 気になる計算方法

Spotify(スクリーンショット)

Spotify(スクリーンショット)

ユーザーが自分のリスニング・アクティビティの内訳を見たり共有したりすることができる年に1度のイベント「Spotifyまとめ」が発表された。

毎年Spotifyは、1年を通して最も聴いたアーティストと曲に関するインタラクティブなレポートをユーザーに提供している。このまとめは、ソーシャルメディア上で共有するためにデザインされており、毎年話題をふりまいている。

Spotifyは、今回のデータ収集が締め切られる正確な期限を明らかにしていないが、1月1日から10月31日までのデータのみを対象としていた例年とは異なり、今年は10月31日以降のデータも対象となっている。

昨年と状況が変わっていないとすれば、SpotifyのFAQによると「プライベートモード」機能を使っている間に聴いた音楽は、まとめにはカウントされないが、1年間に聴いた全体の分数には加算される。

デバイスに曲をダウンロードするオフライン再生は、ユーザーがインターネットに再接続するとまとめのデータにカウントされる。ポッドキャストの視聴は、音楽に加えてユーザーの総聴取時間にカウントされる。ストリーミングは、ユーザーがその曲を30秒以上聴くとカウントされる。

スポティファイを利用しているユーザーは5億7400万人以上で、そのうち2億2600万人がPremiumユーザーになっている。

Apple Musicは28日に「Spotifyまとめ」に相当する「Apple Music Replay」をリリースした。アップルの年末チャートには、ユーザーデータに加え、Apple Musicで最も人気のあるアーティストの情報も含まれている。テイラー・スウィフトは、今年Apple Music加入者が最も聴いたアーティストであり、Apple Musicにおける1年間の全アーティスト最多リスナー記録を樹立した。Spotifyのユーザーは、自分たちの年間ランキングがアップルよりも優れていると主張し、Apple Musicについてミーム嘲笑的なコメントを投稿することで知られている。

「Spotifyまとめ」は、ユーザーにとって文化的なイベントのようなもので、ユーザーの多くは「Spotifyまとめ」を使って、自慢したり、冗談を言ったり、お互いにつながったりする。ユーザーは、自分の好きなアーティストや曲、リスニング習慣を示す投稿を共有することができる。

昨年、Spotifyは、ユーザーの聴取習慣を分析し、従来の性格テストの結果と同じような方法で、聴く人の性格を作成した。ユーザーは、自分の好みがどれだけニッチで、自分の聴取習慣の中にどれだけバラエティがあるかなどを見ることができた。「Spotifyまとめ」は、毎年ソーシャルメディア上で話題なり、Spotifyのソーシャルメディアとしての評価を押し上げる役割を果たし、他の音楽ストリーミングプラットフォームや、Duolingo、Twitch、Hulu、Redditなども同様の機能を開始している。

forbes.com 原文

翻訳=上西雄太

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