2024年は正念場の年に
筆者が代表を務めるナイトタイムエコノミー推進協議会では、昨年春頃から、東京、京都、福岡といった地域で定期的にワークショップやトークイベントを行ない、様々な民間のステークホルダーや政治行政をネットワークし、コロナ後に目指すべき夜のビジョンについて対話を続けてきた。これらは小規模な草の根の活動ではあったが、想いに共鳴してくれる人の輪は広がり、来年1月には「新しい夜の価値創造」をテーマとする大規模なシンポジウムが開催されることになった。そこには日本中から多くの自治体も参加する。
今年、コロナの行動制限解除やナイトライフをコンセプトに置く大型商業施設のオープンなどで機運が高まった一方、渋谷ハロウィン騒動やオーバーツーリズム、悪質ホストクラブ問題などネガティブな報道も続いた。
来年は、日本のナイトタイムエコノミーにとって正念場の年になるであろう。
連載:THINK ナイトタイムエコノミー