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2023.12.02

VRで闘病中の子どもたちに部屋ごと「おでかけ体験」

プレスリリースより

部屋の壁4面に映像を投影して、VRゴーグルを使わなくてもVR仮想空間の没入体験ができるシステムを使い、川崎の2つの病院で闘病中の子どもたちに「おでかけ」を楽しんでもらう体験会が実施される。

神奈川県川崎市の総合川崎臨港病院と川崎市川崎病院に入院中または通院中の子どもたちを対象に、「バーチャルおでかけ体験会」が開かれる。フォレストデジタルが開発し提供している世界初の空間型VR 「uralaa」(うらら)というシステムを利用して行われる。部屋の正面と左右の壁、天井に森林などの映像と投影して、まるでその場所にいるような感覚を味わえる仕組みだ。

バーチャルおでかけ体験会は、川崎臨港バスと小田急電鉄の協力で、乗り物でのおでかけを体験する。360度8Kカメラで撮影されたロマンスカーの先頭車両やバスの運転席からの眺めが部屋全体に映し出され、リアルな没入体験が楽しめるということだ。
空間型VR 「uralaa」(うらら)

空間型VR 「uralaa」(うらら)

これにより、投影された場所に行ってみたい気持ちを喚起し、治療のモチベーションを高めること、そして外出が難しい子どもたちの「生きがい」を支えることが期待されている。体験会に参加できるのは、患者本人と付き添いの人のみ。uralaaを体験したい方は、フォレストデジタルが北海道、東京、岐阜で展開している「uralaa park」を訪ねてみてほしい。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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