サビタ・スブラマニアン率いるBofAのストラテジストらは「FRBが成し遂げたこと」と「市場がすでに大きな地政学的ショックを吸収している」ことを理由に、来年の米国株について楽観的であると11月21日のブルームバーグは報じた。
BofAのチームは、米国企業が連邦準備制度理事会(FRB)が課す高い金利に適応していると説明し、中央銀行が昨年からインフレ抑制のために始めた積極的な利上げキャンペーンを称賛したと報じられた。ブルームバーグの記事によれば、BofAのストラテジストは「米国の例外主義は健在だ」と説明し、2024年が「ストックピッカーのパラダイス」になると予測している。
S&P500種株価指数は21日現在で4500をやや上回り、2022年1月の史上最高値の4797を約5.5%下回っている。しかし、市場や経済全体の指標によく使われるこのインデックスは、最近非常に好調で、2023年の年初からは21日時点で約19%上昇しており、今月は8日連続の上昇を記録した。
他のトップ・ストラテジストらも、来年のS&P500と株式市場について楽観的だが、史上最高値を更新するとまでは予想していない。ゴールドマン・サックスのストラテジストは先週、2024年の年末のS&P500が4700に達し、現状から4%上昇すると予想した。ウェルズ・ファーゴは4600から4800のレンジを、UBSは4700と予測している。
しかし、慎重派として知られるモルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソンは、来年の年末のS&P500が4500にとどまると予想した。S&P500の標準的な年間リターンは10%とされている。
(forbes.com 原文)