IPOの準備も進行中
フォーブスが世界の優良クラウド企業100社を順位付けした「クラウド100」リストで2位にランクインしたデータブリックスは現在、新規株式公開(IPO)の準備を進めている。同社は、スノーフレークをはじめとする長年のライバルや、OpenAI(クラウド100で1位)やアンソロピック(同73位)などの新興のAIモデルプロバイダーとの競争に直面している。9月には、今年の売上高が15億ドルを突破する見通しだと発表したが、The Informationが10月に公表したレポートによると、OpenAIは13億ドルを達する見通しで、猛追している。ゴディシは、データ・インテリジェンス・プラットフォームに関する顧客の反応について、「これまでのところ、機密性が非常に高いデータを持ち、独自のAIを構築したいと考えているユーザーからの関心が最も高く、われわれは彼らがそれを実現する手助けをしている」と述べた。
彼によると、データブリックスがこうした目的のためにリースしている1万5000個のGPUが既にフル稼働しているが、一部の顧客は待たなければならない状況にあるという。この新製品は、従業員がカスタムAIモデルの上にあるデータにアクセスしやすくするもので、動きの速いAI分野でニッチ領域を開拓しようとする同社の新たな取り組みだと言える。
この製品によって、「データサイエンティストがすぐに不要になることはないだろう」とゴディシは述べている。「データサイエンティストは今後も存在し続ける。それどころか、その重要性はこれまで以上に高まるだろう」
(forbes.com 原文)