暮らし

2023.11.27

厚生省推奨の換気方法は「寒すぎ」 冬場の室内換気事情

GettyImages

最近、新型コロナよりもインフルエンザにかかったという人の声をよく聞くが、そうした感染症対策の行動として挙げられるのが、手洗いうがいに室内換気だ。

パナソニックホームズが「室内の空気環境に関する調査」を実施し、ウイルス対策に有効とされる換気の方法などについて結果を発表している。

それによると、冬の部屋の空気で気になるものとして、トップは「湿度が低く、乾燥する」が52.2%。次いで「風邪・インフルエンザ・新型コロナウイルスなどの感染症」が50.9%、「結露によって窓まわりや床が濡れる」が42.5%となっている。

また、室内での感染症対策は必要かとの問いに、「必要だと思う」「どちらかといえば必要だと思う」を合わせて、84.3%の人が必要だと回答。必要な対策としては、「手洗いうがい」が79.5%、「換気」が74.4%となっており、多くの人が換気は有効だと認識はしているようだ。

では、どのような換気方法をしているのか問うたところ、「窓を開ける」が78.9%で、続いて「トイレと浴室の換気扇を常時回している」が33.6%、「24時間換気システムを活用している」が25.8%となっている。24時間換気システムは2003年以降建てられた住宅には設置義務があり、これを使っていれば定期的に窓を開ける必要は低減されるだろう。

一方で、厚生労働省が新型コロナウイルスなどの感染対策として「30分に1回以上、数分間程度窓を全開にする」という換気を推奨している。このことを知っているか問うたところ、知っている人は27.1%と3割弱。実際に窓開け換気をする頻度としては、「2時間に1回程度」がもっとも多く、続いて8時間に1回と、推奨換気をしている人はわずか13.0%にとどまっている。


その理由としては、「冷たい外気が入ると、部屋の温度が下がるから」が63.2%でもっとも多く「冷たい外気が入ると、暖房の電気代がかかるから」が46.7%、「窓の開け閉めは手間がかかるから」が39.0%と続いている。

さすがに、30分に1回という頻度で窓を全開という厚生労働省が推奨する換気基準は、約7割の人がやってられないと回答しており、それは筆者も同意見だ。ただ、ウイルスによる感染症対策を含め、室内の空気はキレイにしておきたいという思いはあり、換気システムや空気清浄機などを活用することで、極力手間暇を掛けず、上手な換気ができるよう心がけたい。


出典:パナソニックホームズ「室内の空気環境に関する調査」より

文=飯島範久

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事