上の動画にあるように、デジタルアーティストの4RMDが、次期iPhone SEの新しいコンセプト画像を作成した。4RMDは、最新のリーク情報とアップルによるデザインの手がかりを組み合わせ、利用可能な情報をすべて使用してデジタルモデルを組み立てた。これらは必ずしも最終的な製品と一致するとは限らないが、アップルのデザインと進化に対する厳格さを思えば、これらの画像が実際のスマートフォンからそれほど遠くないだろう。
まず目立つのは、刷新されたデザインだ。現在のiPhone SEは、2014年に発売されたiPhone 6によって確立されたデザインを採用しているが、次のSEは、2017年にiPhone Xによって導入された全画面デザインと、iPhone 12で初めて使用されたよりシャープなエッジを採用すると予想される。
そのため、iPhone SEはこれまでのアップルのスマートフォンを踏襲しつつも、独自の個性とアイデンティティを維持したデザインになるはずだ。
4RMDは、iPhone SEモデルにアクションボタンを搭載することにした。アクションボタンは、2023年9月にiPhone 15 Proおよび15 Pro Maxで初登場したが、エントリーレベルのiPhone 15にはなかった。しかし、最近のリークによると、iPhone 16のすべてのモデルで利用可能になるとされている。もしiPhone SEが何年も販売されるのであれば、物理的なUXを他のiPhoneモデルに合わせることは理に適っている。
最後に、USB-Cの導入だ。ヨーロッパ連合では標準的な充電器とポートが求められているため、アップルは最新のiPhoneモデルからLightningケーブルを廃止することになった。したがって、iPhone SEがUSB-Cを搭載する可能性は非常に高い。そもそも、iPhone SEが最も低価格のiPhoneであることを考えると、標準的な充電ポートを使用することで、消費者はアップルから新しい充電器やケーブルを購入する必要がなくなり、SEを選択しやすくなる。
SEの価格帯における競争力を考えると「すでにUSB-C充電器が家中にあるから、今ならiPhoneが買える」といった小さなアドバンテージでも、決定的なものになる可能性がある。
iPhone SEの過去3モデルは、2016年3月、2020年4月、2022年3月に発売された。アップルがこのままのテンポで進めば、2024年3月に新型iPhoneが、おそらく新型iPadとともに登場することになるだろう。
(forbes.com 原文)