旅行中に飲酒量を減らす最大の理由として、4人に1人が「自制を保つため」「心身の両面において、より良い気分で過ごすため」と答えている。また、「スポーツイベントに参加するため」とした人も多かった。
・「ゴーケージョン」
飼い始めたばかりの子犬と一緒に旅する「パピームーン(Puppymoon)」、初デートの記念日を意味する「ファーストデーティバーサリー(first-date-iversary)」、一緒に作った料理を味わう「プレートデート(plate date)」など、新たな造語が次々と誕生するに伴い、こうした特別な機会(オケージョン、occasion)を口実に旅行に行くという「Go-ccasion(ゴーケージョン)」がトレンドとなりつつあることが、エクスペディアの調査から示されている。そのほか、従来から重視されてきた記念日や、特別な節目となる誕生日(マイルストーン・バースデー)に加え、退職や転職、昇進など、仕事に関連したオケージョンを理由に旅行する人も増加している。
・「バイブス」重視
特定の施設や設備があること、星評価や格付けに加えて、宿泊施設全体の「雰囲気(バイブス)」を重視する旅行者が増えているという。調査では回答者のおよそ9割が、選択における重要な基準の1つにバイブスを挙げている。施設内に流れる音楽や、インテリアや照明など以上に、最も重視するのは「顧客サービス」だとされている。
・「Gen Gen AI」の登場
エクスペディア・グループのリポートは、「Generation Generative AI(生成人工知能世代)」の旅行者の増加に言及している。調査結果によると「次の旅行の計画に生成AIを使用することに関心を持っている」という人は、およそ半数。「旅の計画を立てるのにAIは非常に役に立つ」と答えた人は、3人に1人だった。そのほか40%近くが、「完璧な滞在先を見つけるため、AIを利用したい」と答えている。
また、アクティビティの計画(35%)、フライトに関する比較(33%)、旅行の予定の変更・キャンセル(20%)に利用したいといった回答がみられた。
(forbes.com 原文)