確かに、ノーティードッグによる既存作品のリマスターは、これで4回目だ。過去には『アンチャーテッド』シリーズをリマスターした『アンチャーテッド コレクション』と『アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション』を発売。2014年には、PS3ソフトだったTLOU第1作目をPS4向けにリマスターした。昨年にはさらに、同作をリメイクした『The Last of Us Part I』を発売している。
リマスターが多いことは確かだが、これらの開発によってノーティードッグはその他の重要プロジェクトに取り組めていないという見方については、私は同意できない。同社の新作ゲーム発売ペースを見てみてほしい。
・アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝──2007年
・アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団──2009年
・アンチャーテッド 砂漠に眠るアトランティス──2011年
・The Last of Us──2013年
・The Last of Us Left Behind──2014年
・アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝──2016年
・アンチャーテッド 古代神の秘宝──2017年
・The Last of Us Part II──2020年
これはAAAタイトルを手がけるスタジオとしては超特急のペースであり、ノーティードッグが長年にわたりクランチ(長時間の残業をともなう過酷な労働)で非難されていることを考えると、やり過ぎだともいえる。リマスター版は通常、社内の別チームが担当しているとはいえ、上記にリマスター4作品を加えると、かなりの数になる。