ウクライナ軍がどのように損失を抑えているのかを理解するのは難しくない。ウクライナ軍は、6月に反転攻勢を始めた直後に大きな損害を被った。それに学んだ指揮官たちは、攻撃のペースを落とし、各戦場で大砲やドローンを入念に配備したうえで、ロシア軍陣地を側面から攻めるようにしている。
ウクライナ軍が南部の主要な反攻軸で十数kmかそこらしか前進できていないのは、慎重に戦いを進めているからだ。ロシア軍によるアウジーイウカ周辺での反・反攻の進め方は、その対極にある。
ウクライナ軍の指揮官たちは明らかに、戦闘で被る自軍の損害を気にかけている。ロシア軍の指揮官たちは明らかにそれを気にかけていない。この違いが戦争の結果にどう影響するかは簡単には答えられない。
(forbes.com 原文)