SMALL GIANTS

2023.11.17 17:15

【第4弾】福武英明、山中大介、佐宗邦威らスモール・ジャイアンツ イノベーター9人発表

スモール・ジャイアンツ イノベーター第4弾

 関西エリア


藤澤佳織 中小企業の嫁/藤沢製本代表取締役

#女性活躍 #キャラクター活用 #ウェルビーイング

ふじさわ・かおり◎1989年生まれ、岡山県出身。2児の母。美大で文化財保存やアート、アルバイト先の居酒屋でアトツギたちの苦楽を学ぶ。お客さんであったアトツギの一人に「嫁に来い」と言われて結婚し、2013年嫁ぎ先の藤沢製本に入社。典型的な小さな町工場で、女性採用や労務改革を進める。
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20年、家業再建のため代表取締役に立候補したところ、すんなり承認される。「嫁」という当事者且つ第三者の視点で事業承継の一つの形を実行中。21年、ライフスタイルブランド「テキトーフォーミー」を立ち上げ、カバの妖精「かばお」のキャラクターと共に「みんなにこにこ」な世界を目指す。22年度「J300アワード特別賞」受賞。
 
趣味:かわいいもの、美しいもの
 
メッセージ:
「中小企業の嫁」は新時代の女性のキャリアの選択肢の一つだと考えています。自分の強みを中小企業に投入し、嫁ぎ先をスモールジャイアンツに成しえる可能性も大いにあります中小企業の嫁が活躍すれば、日本はきっと元気になります。SGイノベーターとしての私の発信によって、「将来の夢は『中小企業の嫁』!」なんて子が現れてくれると嬉しいです。

今後は、キャラクターを活用した地域活性やウェルビーイングなど、社会的・教育的な活動を行っていきたいです。やりたいことだらけで、いつも大変です。

中国・四国エリア


福武英明 公益財団法人福武財団 理事長

#アート #建築

ふくたけ・ひであき◎キーエンス、エス・エム・エスを経て、ニュージーランドにてefu Investment Ltdの設立。Kings Plant Barn、Consult Recruitment、Hulbert House等、複数の企業を現地で経営。2020年Still Ltdを創業し、様々な事業やイニシアティブを通して、世代を超えて残る新しい文化を興す活動に取り組む。福武財団の理事長としては、直島を中心に瀬戸内海の島々において現代アートや建築、デザインを通したコミュニティ創りや芸術文化活動を展開中。また日本全国で、文化を通じた地域活動について助成事業も行っている。
 
趣味:サウナ、スキー
 
メッセージ:
福武財団は、3つの事業の領域があります。1つ目は直島、犬島、豊島での美術館事業。2つ目は、瀬戸内国際芸術祭の自主共催事業。3つ目は助成事業です。今回のスモール・ジャイアンツでは、普段はあまり取り上げられる事が少ない、助成事業に着目して発信していきたいと考えています。日本全国に文化活動を通じた魅力的な場所がたくさんありますので、ご紹介していきます。


田中達也 スペック代表

#ソーシャルイノベーション #サーキュラーエコノミー

たなか・たつや◎1969年生まれ。徳島市出身。検査・分析を通して食の安全安心を側面からサポートする「株式会社スペック」代表。地域の課題をテーマとした事業に関わったことがきっかけで、徳島・上勝町の活動に携わる。2015年、町が取り組む環境活動「ゼロ・ウェイスト」をわかりやすく理解するための取り組みとして、クラフトビールの醸造所「RISE&WIN Brewing Co. BBQ&General Store」を創立。16年、東京・東麻布に「RISE&WIN Brewing Co. KAMIKATZ TAPROOM」、17年、第2醸造所とバレル庫、イーストラボを備えた複合施設「STONEWALL HILL CRAFT & SCENCE」を開設。20年開業の「上勝町ゼロ・ウェイストセンター(WHY)」の運営組織BIG EYE COMPANY代表。
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編集=督あかり

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