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2023.11.19 10:15

結婚指輪の魔力 なくした人は不幸になるのか

プレスリリースより

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結婚指輪なんて形式的なものだと思っている人は少なくないだろう。しかし実際に聞いてみると、結婚指輪が持つ魔力に驚かされる。結婚指輪は夫婦円満のアイテムであり、粗末に扱えば不幸な結果になる。

ヤスエイが全国展開する貴金属ショップAFFLUX(アフラックス)が既婚の男女1202人を対象に「結婚に関する幸福度調査」を実施したが、そこで結婚指輪の知られざる力が示された。まず、結婚生活は幸せかとの問いに、「幸せ」と「まあまあ幸せ」と答えた人は合わせて約72パーセントと多く、「不幸」、「どちらかというと不幸」な人は合わせて約11パーセントと少なかった。おおむね幸せで安心する。結婚前に結婚指輪を買った人たちの場合、結婚生活への「期待が高まった」が約20パーセント。「まあまあ関係が高まった」が約30パーセントで、結婚指輪には人を幸せな気分にさせる効力があるように思える。

ところが、結婚指輪の扱いによって明暗が分かれる。まず購入時、夫婦で折半して買った人たちは「幸せ」、「まあまあ幸せ」が76パーセントなのに対して、「妻がすべて出した」夫婦は約58パーセントとやや減少する。意外なことには、「夫婦で購入したが妻が多く出した」はなんとそれが約10パーセントと激減、しかも「どちらかというと不幸だ」、「不幸」が約59パーセントと爆発的に増える。

また、結婚指輪を普段からつけている人は約50パーセントだが、その人たちの「幸せ」、「まあまあ幸せ」は86パーセントと高い。つけていない人は約59パーセントとやや減り、「指輪をなくした」という人は約13パーセントと大きく減る。それどころか「どちらかというと不幸だ」、「不幸」と答えた人は、指輪を普段からつけている人のうちのわずか約4パーセントなのに対して、指輪をなくした人は約54パーセント。半数以上の人たちが不幸になっている。

ヤスエイの社長執行役員、安本明姫氏によれば、かつては男性が買うものと決まっていた結婚指輪も、今は夫婦が折半で買うことが増えていて、「夫婦対等の立場で結婚生活に向き合いたい」という意識が強く感じられるという。そうした夫婦は、結婚後もコミュニケーションをよくとり幸せな生活のイメージを共有していく傾向があると安本氏は話す。「未来像を膨らませながら」90分以上かけてじっくりとデザインの打ち合わせをすることも多いそうな。それだけに、結婚指輪はただの宝飾品ではなく、夫婦の思いがこもった大切なアイテムということだ。大切にしましょう。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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