規模は小さくても価値の大きな企業を発掘するForbes JAPANの恒例企画「スモール・ジャイアンツ」。ファイナリスト7社が集うアワードの前日祭は、ローカルイノベーター必見のトークセッションを2本立てでお送りします。
各地で活躍するイノベーターと共に、ローカルを舞台に起きている大変革を見つめ、地域と中小企業の未来を考えてみませんか?
セッション1:アトツギ本音トーク! 地場ブランド&世界での勝算とは
後継者の必読書として話題の『アトツギベンチャー思考 社長になるまでにやっておく55のこと』著者で、ベンチャー型事業承継の山野千枝氏を聞き手に迎え、アトツギの本音を引き出します。ゲストは、愛知・岐阜の尾州ウール産地を率いる三星グループ代表の岩田真吾氏と大阪・八尾発DIYやインテリア商材を展開する友安製作所 代表の友安啓則氏。岩田氏は5代目、友安氏は3代目のアトツギ。家業に戻った後は、自らグローバルな販路開拓をしてきました。
また、お二人は秋のオープンファクトリーイベント「ひつじサミット尾州」と「FactorISM(ファクトリズム)」を両地域で終えたばかり。(参考記事はこちら)今後は産地として海外への発信も強化していきますが、どのように地場ブランドの認知度を高めていくのでしょうか。
アトツギならではの苦労話や失敗談から、ローカルからグローバルで戦う勝算まで、ここでしか聞けないぶっちゃけトークにご期待ください。
【ゲストプロフィール】
いわた・しんご◎5代目アトツギ。1887年創業の素材メーカー「三星グループ」の5代目アトツギ。慶應大学を卒業後、三菱商事、ボストン・コンサルティング・グループを経て2010年より現職。欧州開拓や自社ブランド立ち上げ、ウール再生循環プロジェクトReBirth WOOLなどを展開。産業観光イベント「ひつじサミット尾州」や、アトツギ×スタートアップ共創基地TAKIBI & Co. など、企業の枠を超えた共創プロジェクトも推進中。2019年にジャパン・テキスタイル・コンテストでグランプリ(経済産業大臣賞)を、2022年にForbes JAPAN起業家ランキング特別賞を受賞。
ともやす・ひろのり◎3代目アトツギ。高校からアメリカ留学、City University of Seattleにて経営学修士 M.B.A.を取得。大学在学中から商社で働き、友人と起業。2004年に帰国、父親が営む線材加工製造業の会社へ入社し、インテリアの輸入商材を販売する新事業、2005年にWeb事業部を立ち上げ、WEBSHOPでの商品販売開始。2016年代表取締役社長に就任。東京浅草橋、大阪阿倍野、福岡博多にて、インテリアとDIYとカフェの融合をコンセプトにした「Cafe」を運営。みせるばやお役員、FacorISM副実行委員長。
【MC】
やまの・ちえ◎岡山県出身。ベンチャー企業、コンサルティング会社を経て、大阪市経済戦略局の中小企業支援拠点「大阪産業創造館」の創業メンバーとして参画。ビジネス情報誌の編集長として多くの経営者取材に携わる中、同族企業の存続力に着目。2018年に中小企業の後継者の新規事業や業態転換を支援する一般社団法人ベンチャー型事業承継を設立。「未来志向の経営者になるための予備校」をコンセプトに、学びのプラットフォーム「アトツギファースト」を運営。千年治商店 代表取締役。