日本時間10月25日からついに始まったNBA2023-2024シーズン。開幕直後に「髭男」でおなじみのジェームズ・ハーデンがロサンゼルスクリッパーズにトレードされるという波乱のシーズン幕開けになりました。現在すでに5〜6試合が行われていますが、その中でもスタートダッシュに成功したチーム、失敗したチームがあります。今回は前者の開幕後絶好調な2チームを紹介していきます。
破壊力抜群のオフェンス力! ボストン・セルティックス
まず1チーム目で紹介したいのがボストン・セルティックスです。セルティックスは若きエースのジェイソン・テイタム&ジェイレン・ブラウンを中心に2022年にNBAファイナルまで上り詰めましたが、優勝には及びませんでした。昨シーズンはカンファレンス決勝で破れ、優勝候補と期待されながらもあと一歩足りないチームでした。そんなチームは今シーズン開幕前にチームリーダーであり、ディフェンスの要マーカス・スマートや他主力選手を放出し、ビックマンのクリスタプス・ポルジンギス、NBAの中でもトップディフェンダーのドリュー・ホリデーを獲得しました。スタメン4人がオールスター経験者で構成される豪華すぎるラインナップが揃いました。
そんなセルティックスは現時点(2023年11月7日)では5勝0敗とリーグの中で唯一無敗のチームに。今シーズンのセルティックスで注目したいのはオフェンスの完成度です。チームのオフェンス力はリーグ30チームの中でダントツの1位になっており、スタメン全員が1人20得点取れる破壊力を持っています。優勝候補のチームでも1試合20得点取れる選手は2人くらいが平均ですが、ボストンは全員が得点を取っていける力を持っています。
エースのテイタムはこれまで課題だったスリーポイントの成功確率が一気に向上し、現在30.2得点 3Pt 45%の大活躍です。2番手のジェイレン・ブラウンも1試合20得点以上を平均で記録し、新加入のポルジンギスも1試合19.4得点 3Pt 45.5%を叩き出しています。
現段階では抑えようがないチームですが、今後控えメンバーがどれだけ活躍できるかが大きな鍵になりそうです。シーズンはまだ始まったばかりなので怪我人が出ることも想定するとこの部分はセルティックスの不安要素になります。僕の考えでは控えのビックマンの層をアップグレードさせたいので、今後またトレードなどで動くかもしれません。