ヘイリーは、ラマスワミが中国系アプリのTikTokを使用していることを批判したが、これに対し、ラマスワミは、ヘイリーの娘がこのアプリを使用していたことを指摘し「あなたの娘は実際に長い間、TikTokを使っていた。まずは自分の家族の面倒を見たほうがいい」と発言した。
これに対しヘイリーは「私の娘について口出ししないでほしい」とやり返し「あなたはただのクズだ」と付け加えた。
ラマスワミは、以前にこのアプリを「デジタル版のフェンタニル」と呼び「TikTokを全面的に禁止することに賛成だ」と述べていた。しかし、討論の司会者は、彼が9月にこのアプリの使用を開始したことを指摘していた。
ラマスワミは、彼がTikTokを使うのは、若い有権者にリーチするためだと自身を弁護した。彼はまた、当日の討論会で唯一の女性候補者であるヘイリーが「3インチのヒールを履いたディック・チェイニーだ」と述べ、彼女の外交政策が元副大統領のタカ派的なスタンスと同じだと述べた。これに対しヘイリーは「私のヒールは5インチです」とやり返し「この靴は私の武器なんです」とユーモアを込めて反論した。
ラマスワミは討論中に、ゼレンスキー大統領に対する批判を繰り返したが、ヘイリーはこれに対し「プーチンや習主席は、あなたのような人物が大統領になるかもしれないと考えると、わくわくしているはずだ」と批判した。
ラマスワミはまた、ヘイリー候補のヒールの話をネタに、フロリダ州知事のデサンティス候補が特殊なブーツを履いて身長を高く見せているという噂を煽った。「この話は他にもある」と、ヘイリーのヒールの件を持ち出した後に、ラマスワミは言った。これは、デサンティスの身長偽装に関する憶測を指しているようだ。
ラマスワミは、これまで3回行われた共和党大統領予備選の討論会で何度も仲間の候補者を苛立たせており、前回の討論会でもヘイリーとTikTokをめぐって激しい口論を繰り広げた。
「正直なところ、あなたの発言を聞くたびに、少し頭が悪くなる気がする」と、ヘイリーは9月にカリフォルニア州で開催された第2回の討論会でラマスワミにいった。このやりとりは、Foxニュースの司会者が、ラマスワミがTikTokの使用を開始したことを指摘したことに端を発したものだった。
ラマスワミは、ユーチューバーで格闘家のジェイク・ポールとの夕食会の後に、TikTokを使うことにしたとX(旧ツイッター)で述べていた。
(forbes.com 原文)