そうすれば、不安を覚えたり、自分はだめだと自信をなくしたりしたときに、心の中の「成果の宝箱」を開けて、過去に達成したことを思い出すことができる。自分は完璧ではないとしても、自分のすばらしさを思い出すことができる。
お祝いして、感謝することの大切さ
では、全米ストレス啓発デーに限らず、常日頃から、自分の成果を祝い、感謝を表現することがなぜそれほど重要なのか、その理由を探っていこう。1. ストレスが軽くなる
自分の成果を祝い、感謝を表現する時間を意図的にもつと、未来を見据えて努力したり不安を感じたりする日常のサイクルから解放され、ストレスが軽くなる。心に休み時間を与えてあげるということだ。2. メンタルヘルスが改善される
成果を祝い感謝する気持ちをもつと、不安やうつの症状が緩和され、精神状態がよくなることが示されている。精神的な姿勢がポジティブになるのだ。3. モチベーションが上がる
成果を祝うことで、新たな目標を打ち立て、それに向かって進んでいこうというモチベーションが生まれる。キャリアアップと人生に向けたやる気を取り戻せるかもしれない。4. 自信が増す
成果を祝い、感謝する気持ちをもつと、自分には目標を達成する力があると信じられるようになる。これが、ひいては自信アップにつながっていく。5. 人間関係が強化される
謙虚さと感謝を忘れない姿勢で、自分の成功を他の人と語り合うと、公私を問わず人間関係を強化することができる。互いに助け合える前向きな環境が育まれるのだ。忘れないでほしい。自分の成果を祝い、感謝を表すことは、自己満足や傲慢さの表れなどではない。全米ストレス啓発デーに限らず、いつでも、そんなふうに思う必要はない。ここで紹介した取り組みを実践すれば、ストレスは大幅に軽くなり、全般的なウェルビーイング全般も改善するだろう。
「自分自身を評価すること」を実践することで、バランスを取り戻すことができ、仕事においても、よりいっそう深い充実感を感じられるはずだ。
(forbes.com 原文)